独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

ついに友人が犠牲者に・・・

先週初め、ある友人から携帯に入った電話に出た直後、私は暫く言葉が出なかった。その内容は、非常に近しく中学以来50数年付き合いのあった同級生の急死の知らせだった。その後の数人からのメールや電話で分かったのは死亡原因は新型コロナウイルス感染症とのことだった。


感染したことも入院したことも知らされておらず、「亡くなった」という情報だけが突然届いた。葬儀等は身内のみで済ませますということであり、僕ら同期OB達は一切のお別れを出来ないままです。新型コロナウイルスのほとんどの犠牲者と同じように、家族からも友人知人同僚からも隔絶された数週間をベッドで過ごして、そのまま旅だってしまったのだろう。なんというあっけ無く寂しく無慈悲な別れだろうか・・・・。


中学で同じクラス、かつ同じ部活だった彼の自宅は私の最寄駅から2つしか離れていなかったので、部活からの帰りは毎日のように連れ立っていた。初めて文庫本で小説を読み始めたのは彼のすすめだった。大学卒業後は弁護士としてとても活躍していた彼は同期連中の中でも目立つ存在であった。
仕事の上では、定年で新しく自分の事務所を立ち上げて再起動したばかりの彼だったから、ひょっとしたらコロナ禍のもとでも少々働きが過ぎたのかも知れないが、このあたりの事情はまだ何にも分からないままだ。


兎にも角にも「死ぬまで飲めるだけの健康を維持しようぜ!」と語り合っていた大事な飲み仲間を、突然にあっさりと失ってしまいました。
このウイルスの恐ろしさを身をもって知らせてくれたあいつの冥福を祈り、僕達は更に気を引き締めて日々を送って行かねばならんのです。残念です!