独立FPの独白ブログ

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驚異の競歩

東京五輪招致のプレゼンには〈この時期の天候は晴れる日が多く、且つ温暖であるため、アスリートが最高の状態でパフォーマンスを発揮できる理想的な気候である〉と謳っていたと知って驚愕しない日本人はいないだろうと思われます。酷暑&コロナパンデミック東京五輪が最終日を迎えようとしているこの数日間、以前は絶好の避暑地だったのはずの札幌でも猛暑日が続き、その中で競歩やマラソンという過酷なレースが強行されています。アスリートの競技とはなんと身体に悪いことか・・・。
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20キロ競歩で銀メダルの池田選手のタイムは1時間21分14秒だそうで、そのスピードは時速14,8KMです。そして50キロ競歩では体調不良で離脱しそうになっても頑張って、復活してゴールインした川野選手は3時間51分56秒で6位入賞でした。この選手のスピードは時速12.9キロです。

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過酷!50キロ競歩

何が言いたいかと言うと、この「歩く」スピードがどのくらい凄いのかということです。

最近習慣化しつつある私のウォーキングは所謂インターバル速歩です。(暑いのでこの時期は早朝限定です)今朝計測した私の速歩のスピードは時速7.4キロでした。
この速さで歩き続けると、脛の痛みと股関節回りの違和感を感じ始めて、苦痛になります。苦痛を感じず楽しく継続するための手法がインターバル速歩ですので、初めは教科書どおりの3分速歩、3分普通歩行でした。最近は速歩に慣れて物足りなくなってきたので、5分~8分の速歩、2~3分の普通歩行の組合せです。しかし長くてもせいぜい10分かなあと感じるこの速歩の速さに対して、競歩の選手はその2倍近いスピードです。しかもその速さで長時間速度を落とさずに歩き続けているのです。超人的と言うか、まったく想像もできず、私らには多分たったの1分でも、このスピードは出せないと思います。(当たり前ですな)

先日見た「NHKスペシャル タモリ×山中伸弥「超人たちの人体~アスリート 限界への挑戦」では最速男ボルトさんの足の裏の分厚い筋肉が紹介されていたり、車椅子マラソンの選手の絶えまぬ努力で、その脳組織が進化した話を紹介していました。人間の身体は実に不思議です。
私も頑張れば時速10キロ位で速歩できるようになるかしら?いやいや、私の本来の目的は運動の継続、習慣化ですから、つまらぬ妄想はやめておき、気持ちよく歩くことにしましょう!