独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

六日・九日・十五日・・・

ラジオで「今日はハムの日だね」の声を聞き、「でも、もちろん広島の被爆の日です」と聞いて思い出すのが・・・・
【八月は六日・九日・十五日(五・七・五調に読む永六輔さんの遺言のひとつ)】です。

2年半を越えるコロナ禍、また新たな感染情報も舞い込んだし、半年を越えて終わらない彼の地の戦争。これだけで毎日気持ちは落ち込み、心乱れ、下手をすると病に落ちそうになる弱い自分を日々感じている。先月にはついに身内(別世帯)にも新型コロナウイルスが侵入して、快癒はしたものの後遺症はないかしら、自宅療養で不活性化した心身は健康を維持できるかしら、などなど考えても仕方のないことを思ってしまう。
これ以上マイナスの気分になりたくないよ・・そんな折ではあっても、日本の悲しい過去を心から追い出すことは、やはりできません。
上の写真は2018年の8月に訪れた原爆ドーム。2020年にも広島には行ったけど、時間が無くてここには行けませんでした。次の機会があったなら、必ず行こうと思います。

平和ボケと言われて久しいわが日本国では、防衛費増額だの憲法改正だの集団的自衛権の拡大だのと、一見勇ましい声が聞こえます。しかし、ボケている状況では「戦争と平和」についての真の議論などできるはずはない。まず始めるべきは「先の戦争の真実を知る努力」「戦争を避けられない人類の不幸を受け止めること」だと思います。日本に生まれた私たちはせめてこの季節には、平和について思う習慣を持たねばならないと強く思うのです。