独立FPの独白ブログ

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コロナ禍に考える:満員電車

高校卒業までの通学は乗り換え二路線共に下り電車でとてもラッキーでした。しかし大学生時代、就職、そして転職するまでの合計16年間は郊外から上り電車で都心へ通学・通勤していたので、人並みに東京の通勤地獄は経験済みです。
かなり早めに家を出てなるべく空いている時間帯に乗車するとか、始発電車がスタートする駅で途中下車して並んで乗り換えるとか、下りで反対方向に向かって始発駅から乗るとか(実は無賃乗車になるので不法行為!)色々試した記憶があります。


転職してからは(税法上の個人事業主となったため)毎日の通勤ラッシュからは解放されて30年が過ぎました。時々仕事のため止む無く朝の満員電車に乗るたびに「ああ転職して良かった」と実感するのです。収入が安定しない個人事業ですが、毎日の通勤ラッシュを想像するたびにあの世界には戻れないと思うのでした。

 

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新宿駅ラッシュ時の山手線(Wikipediaより)

この度のコロナウイルス対策の大きな柱として「人との接触を8割削減」と政府も専門家も声を大きくして呼びかけていましたが、通勤している家族や友人に聞けば相変わらずの通勤ラッシュは続いていたようです。その後、国の緊急事態宣言が出た後はさすがに、おおむね半減したようですが。
通勤ラッシュに縁のない私が何か言うのも申し訳ない気もするけど、時差出勤とかを沢山の企業が協力して実施すれば、少しはなんとか改善されるんじゃないの?といつも思います。でも、都会の通勤地獄はもう数十年前から言われていることで、何ともならないから何ともならないのでしょう。

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平日15時半ごろの井の頭線・吉祥寺発・渋谷行きの電車内

上の画像は平日午後3時過ぎの井の頭線渋谷行きの車内です。普段であれば少なくとも殆どの座席が埋まっているこの時間帯、これは異様な光景ですが、もう私は慣れてしまいました。 小・中・高・大の学生の皆さんも買い物の人も仕事で移動の人も激減しているわけですね。車内で走ったりワイワイしている子供たちの姿を懐かしくも思う日々です。

 

コロナウイルス流行が一段落すれば、またまた通勤地獄が戻ってくるのでしょうか?それとも最近言われだした「コロナ後の社会変革」の一要素として変化が起こるでしょうか? 在宅ワークと出社勤務のバランスを取るようになるとか、実は不要不急の定例集合会議の減少とか、持ち回り・稟議制度の簡素化とか、その結果として「働き方改革」が実現出来たら良いのになあと、他人事ながら思うのです。