独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

ニッポンは緑色、そして水色!

新幹線で移動していると日本は「緑の国」だなあといつも感じます。
新幹線はいつも窓側の座席に座りますが、九州も山陰も東海道も東北も車窓を彩るのは、積雪のある冬を除いて(トンネル以外は)いつも深い緑色です。

畑、田んぼ、山林、防風林、時々古墳跡の小山など、様々な緑色を眺めるているだけで知らぬ間に時が経ってしまいます。少々大仰ですが窓の外を眺めていると「ああ日本人で良かった」と、率直に愛国の情を覚えます。

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国旗は「白地に赤く日の丸染めて」だけど、日本の国土面積の3分の2は森林だそうで、それに田畑などの農地を加えれば日本国中が間違いなく緑色なのです。
しかし思えば森林は豊かな水と共存関係にあり、支えあい、育み合っているのですから日本は水の国でもあります。列島の背骨部分に高い山脈が連なる構造のため、日本の河川は世界でも有数の急こう配なのです。更に世界平均の2倍の降水量があり、洪水被害が頻発するのは必然なのです。豊かな水を有効活用することと、同時に洪水被害から生活を守ること、つまり治水の成否が権力の大きな裏付けになってきたことが歴史にも刻まれています。

前回出張では博多から新幹線で広島に移動して一泊し、翌日にまた新幹線で帰京しました。広島での早朝、梅雨の晴れ間の青空とゆったりした川の水色に感激し、ついついシャッターを押しました。(広島市内の多分「上柳橋」からの光景)

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広島市は特に「川の街」ですから所々でこういう光景に出会います。でもこの美しさの陰にどうしても、原爆投下直後に多くの市民が飛び込んだ過去を思ってしまいます。ここでも少し違った「愛国の情」を覚えるのです。日本の緑と水色は複雑さを秘めています。今も外は雨が降っています。長い長い梅雨と記録的な大雨、少し経てばまた大きな台風がやってくるし、大地震がどこで起きてもおかしくない。今年はもともとある自然災害に加えて、目に見えない自然の驚異とも共存しなければならないのだ。

「COVID-19」は何色なんだろうか・・・。