両陛下、カナダで日系人ら200人と懇談
天皇、皇后両陛下は9日夕(日本時間10日朝)、トロントで日系人ら約200人と懇談された。
会場は戦時中の強制収容に対してカナダ政府から交付された補償金で建てた日系文化会館。苦難の道を歩んだ人たちはご訪問に喜びをかみしめた。(10日読売)
このニュースとは別にトロントの小児病院を訪問した際に、子供たちの前で日本の子守唄を披露される皇后陛下の姿がテレビのニュースで何度も流されましたが、この様子を見て私はとても心温まる思いに包まれました。
私は以前にも書いたように決して右翼ではありません。天皇は神様の子孫だとは思いませんし、昭和天皇に戦争責任の一端があったはずとも考えているし、社会主義(経済)思想にも一理あるはずと考えています。きっと右翼ではないのでしょう。(決して左翼でもない!)
しかし、天皇皇后両陛下や皇室の方たちの姿にはいつも心を打たれるのです。その心打たれる理由が何なのかと自己分析をしてみると、多分それは皇室の皆さんの「姿勢」に関することではないかと思うのです。
戦争責任を果たさなかったと批判される昭和天皇の姿を見続けて育った今の天皇陛下が、世界人類の平和と日本国の健全な繁栄を心のそこから望んでおられるだろうということを、私は完全に信じていますし、その言動からもその思いの強さを感じ取れるからこそ、皇室のニュースに心打たれたりするのだと思います。
そうした国を、国民を思う気落ち、日本の国益のために日々奔走される姿に触れるたびに、一方の現実に存在する、私利私欲の充足と身内の権益確保に邁進するばかりの政治家、経済人、そしていわゆる文化人たちを思い出しては強烈な憤りを覚えるわけなのです。
天皇陛下と政治家を並べて語るなど不敬のきわみと攻められることなのかもしれませんが、基本的には同じ日本人であるはずなのに、この大きな大きな違いはいったいどこから来るのか・・・と考えてしまうわけなのです。
国を、国民を、そして日本の国益を、守り育てることが本来の役割であるはずの代議士の選挙が迫っています。一議員の食い扶持や一政党の権益や一官庁の利権拡大のための政治や行政ではなく、我々国民の権利と日本の未来を心底考えている人を国会に送り出さなければ、我々の未来はないのです。
そのことがいかに実現困難なことであったとしても、その努力をし続ける以外には我々には我々の権利を主張する術がないのです。これはしごく当たり前のことなのに、どうしたわけか「特に理由も無く」この投票の権利を放棄する人が後を絶たないのが日本の現実です。
国に将来を、国民の幸せを、人類の平和を本気で考えている人はどこにいるのか・・・・。
お願いですから、みなさん選挙には行ってください。