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独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

ピアニストの姿

NHKの「クローズアップ現代」はテレビ業界の掃き溜めの鶴のひとつだと思っています。
ド素人の私にすら超低レベルと知れる政局関連ニュースの終わるのを今かと待ちうけて、やっと始まった今夜のクローズアップ現代の主役は新進気鋭の若手ピアニスト、辻井伸行さんでした。


先般優勝した国際コンクールの審査員の一人が「聞き始めた途端に審査のためにメモを取るノートを思わず閉じて聞き入ってしまった」という有名なエピソードが紹介され、続いて、優勝後はじめて耳の肥えた聴衆の多いドイツでの公演に望む緊張した辻井さんの表情を追います。
数回のアンコールを含めて2時間演奏しきった新人若手ピアニスト(しかも日本人!)がスタンディングオベイションを受ける場面で、関係ないのに私の目には涙が・・・。


演奏する彼の姿は「ピアノが好きで好きでたまらない」ということが誰にも分かる、なんとも心洗われる様な神々しい印象です。そして、うっすらと開かれている彼のその眼がこれまた実に印象深い。
私達が見ているモノが視覚的には見えていない彼の眼には、実は僕らには見えない世界がとても良く見えているのだろうな、と直感的に思えるような眼をしていると感じました。


大好きなピアノを弾く辻井さんの姿勢、身体の動き、深くを見ているようなその眼、楽しげでうっとりとした顔の表情、すべてが素敵です。「奏でる音」に加えて「演奏する姿」が魅力を倍増させる稀有な演奏家なのかも知れません。そうした視角的なものを含めて彼の演奏は人々を感動させるように思います。DVDが売れているのも納得できるというものです。


なんとも素敵な音楽家が現れたものです。是非「熱情」を聴いてみたいと思います。ただし、私はおそらくライブには行きません。演奏を黙って聴くことが出来ず、感動で嗚咽してしまうことが予想されますから・・・。ウチでひっそりCDやDVDで楽しもうと思うのです。



debut

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