独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

新緑!深緑!心身力!

先月の緊急事態宣言発出の初日は気持ちがすさみそうな朝だったが、幸い我が地元では明るい青空が広がっていた。前から気になってたブルーバックスの「ウオーキングの科学」を買いに国立駅南口側の増田書店まで歩いて行った。990円で手に入れた新書本をバッグに収めて帰ろうかと思ったけど、良い天気だしせっかくなのでお散歩をすることに。
大学通り桐朋の交差点まで行ってからUターンして自宅に戻れば2キロちょっとの行程だ。もちろん買ったばかりの本書が提唱している《インターバル速歩》を実践したのですが、その折り返しの道中で撮ったのがこの新緑の画像という訳です。どうです緑が深いでしょう!!

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一昨年春に一念発起で再開したジョギングは新型コロナの影響もあって頻度が下がり続けていて、近頃はその習慣が破綻しつつあります。「さー走るぞお!」で始めるジョギングでは、上下全てをフィットネス用に着替えて、水分を補給し、マスクをし、ランニングシューズを履き、MP3プレイヤーのイヤホンを耳に入れて選曲し、スマートウオッチを「RUN」に設定して・・・という一連の動作を経てからスタートします。
つまりジョギングは何気なく「ふっと始める」訳にいかないのであって、このことはある種、ハードル上げになっているようにも思うのです。そこでこれを見直すことにして、再スタートを目指したのがここ数年話題になっている「インターバル速歩」でした。

インターバル速歩を科学として長年研究している学者さんがその研究成果と、健康に与える効果の実証データをこれでもか!と論述したのがこの書籍です。  

  水泳でも筋トレでもクラシック音楽でも「本から始める」のがクセである私ですが、ウオーキング本を買うのは初めてです。インターバル速歩についてはすでに様々なところで目にしていて「目からウロコ」ではないものの、多くの実証データや研究の成果を知らされて納得感が得られます。 

 「インターバル速歩」とは、本人がややきついと感じる早歩きと、ゆっくり歩きを3分間ずつ交互に繰り返すというウオーキング方法である。それを1日5セット、週4日以上繰り返すと、5か月間で体力が最大20%向上(10歳以上若返った体力が得られる)、生活習慣病の症状が20%改善し、うつや関節痛の症状も50%以上改善し、その結果、医療費も20%削減できるということが明らかになっている。
(本書「はじめに」より抜粋)

 インターバル速歩のやり方の基本とその効果についてはこの数行に凝縮されているので、なんでも素直に信じて実行できるような人であれば、これを読めば事足ります。
しかし、多くの研究結果、実証データを読むことによって「モチベーションアップ」することは間違いないでしょう。半知性主義・非科学的空気に覆われている近年の日本ではなおさらです・・(^^)/
この本を知る前(多分2年くらい前)から私はインターバル・ジョギングをするようになっていましたが、それでも上記のように少々ハードルが高いと感じていたので「ジョギング」を「ウオーキング」に切り替えることを試みていました。そして、それを完全に習慣化するために必要と考えて本書を購入したのでした。

 

以前に他の記事でも触れたのですが、大股でメイッパイの早歩きをしてみると「走ったほうが身体が楽」と感じる限界点があります。ある記事によると一般に時速8Kmになると歩くより走ったほうが楽とのことでした。ちなみに究極の早歩き・競歩の選手の速度は時速12~15Kmだということです。(アンビリーバブル!)

さて既に高齢者である私の場合、目いっぱいの大股&早歩きはどのくらいの速度になるかを知りたくなりました。我が家のある国立市北~国分寺市西町の一帯には北北西方面に伸びる直線道路が数本並んでいて、そのうちの一本の直線部分をGoogleMapで計測したら丁度260mでした。f:id:fpclu:20210505093715j:plain

そこでこの道で所要時間と歩数を計ってみると・・・

◆普通歩き・・歩幅86センチ・時速6.6キロ

◆早歩き・・・歩幅97センチ・時速7.4キロ

と判明しました。それがどうしたと思うかも知れませんが、時々自分のやり方が正しいかどうかとか、無理が無いかとかをチェックするには意味があると思っています。なんとなく科学的な気分になれるし・・。元々が論理的思考力に乏しいと感じている私としては、数字を確認することは「ちゃんとしたやり方で合理的行動をしているのだ」との納得感が得られて習慣化にも効果的なのです。(多分)


インターバル速歩であれば、どこかに外出する際に気軽に実行可能です。最近は外出時に目的の駅の一駅(または二駅)前で電車を降りてこれをやるようになりました。

なお、時速7.4Kmのスピードを10分も維持するのはかなりのキツさです。やはり3分程度、長くても5分くらいで普通速度に切り替えて、それを繰り返すのが良いようです。最重要の課題は「継続・習慣化」なので・・・。

 

ちなみに本書には「1日1万歩は体力向上にはあまり効果が無い」ことも明記されています。歩数に拘ることなく、休み休みの3分間速歩を繰り返し、週に合計60分になれば十分という継続可能性の高いこの方法を習慣化するのが新たな目標となりました。

何にか気軽にできてお金も要らない健康法をお考えの方へ、深緑に目を癒されるこの季節、おそらく良いことずくめの「インターバル速歩」を始めてみましょうよ!