独立FPの独白ブログ

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■マジック革命!セロ!!

ロサンゼルス出身。フランス人の母と日本人の父との間に生まれる。幼少の頃より、ハリウッドのマジックキャッスル(マジックの殿堂と呼ばれる由緒ある場所)を拠点に活動。以降、数々の名誉あるタイトルを受賞。日本、アメリカ、ヨーロッパを中心に世界的に活躍中。ストリートマジックという新しいスタイルのマジックを提唱。


先日録画しておいた「マジック革命!セロ!!」を見ました。数年前のマジックブームは少し沈静化しているようですが、各テレビ局とも一定のスパンでマジック番組はやっており、このセロの特番も年に数回放送しているようです。やはりほんもののマジックには人を惹きつける大いなるパワーがありますから、根強い人気は定着しているのでしょう。同じフジテレビでも、こちらの番組は歓迎すべき「ダマシ」番組なのです。


セロのマジックをしっかり見たのは初めでですが、なんとも驚愕するばかりです。番組で「マジック」と言っているのですから、タネがあるのでしょうが、どう考えても、何度見直しても、心霊現象としか思えないような不思議な出来事の連続です。(概ね動きは単純であり、それがかえって驚きを増す感じです)
たまに「ああ、これは基本的な入れ替え技だな」などと分かるものも中にはありますが、タネ(というかテクニック)の見当がついていても、いつどこでそうなったのかが分かりません。
彼のような一流マジシャンの場合は、完全にタネを知っていたとしても、わからないでしょうし、それこそが一流の証なのでしょう。心からスゴイと思います。
(トランプで美しい扇形にさああっと広げる基本技など、あれだけでも見ていて飽きませんからね)


推理小説では多くの場合に最後の最後での種明かしが待っていて、「ああ、なあるほど」でストンと落とされて満足するわけですが、マジックではそうではありませんね。タネが最後までわからず、ああでもない、こうでもないと家族でタネについて話し合うなんていうのもひとつの楽しみです。


ここ数日、ヤラセ、仕込み、捏造、インチキのことばかり書いていましたが、このマジックというエンターテインメントに関しては我々は「騙されること」に快感を覚えるわけで、人間とは不思議な生き物です。