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■初防衛というよりも…

亀田興毅、判定で初防衛に成功・WBA世界ライトフライ級
 今夏の世界王座決定戦でタイトルを獲得した一戦が「疑惑の判定」と論議を呼んだ世界ボクシング協会WBAライトフライ級チャンピオン、亀田興毅(協栄)が20日、東京・有明コロシアムで初防衛戦に臨み、王座決定戦で対戦したフアン・ランダエタベネズエラ)に3―0の判定で勝ち、因縁の再戦を制した。
 前回の対戦では、ダウンも喫した亀田が劣勢とみられたが、2―1の微妙な判定の末に勝った。そのため、試合を放映したテレビ局などに抗議する電話、電子メールが計5万件以上も殺到。「疑惑の判定」が社会的な問題にもなった。
 注目された再戦で、亀田は巧みな試合運びで圧倒し、3人のジャッジ全員が亀田を勝利とする文句なしの判定だった。〔共同〕


8月の勝利を疑惑の判定と言われ続け、防衛戦がケガで延期になったことなどもイチイチ批判されてきた亀田興毅が初防衛に成功しました。というよりも、これで晴れて本当のチャンピオンということでしょう。
冷静に作戦を遂行し、無茶をせず、しかし、時折飛び込んで連打もみせるなど、とにかく余裕の12ラウンドでした。必死の練習の積み上げが自信を生み、キチンとした準備の成果として、集中力をきらすことのない試合運びとなったのでしょう。


試合後の勝利インタビューでは相変らずタメグチ口調の「やんちゃブリ」を見せていたものの、この4ヶ月の苦労のこと、親父が壁になってくれたことに触れると、つい本当の彼が顔を出し、涙で話しが中断するほどでした。また、コメントの最後では普通の敬語で「よろしくお願いします」とさえ言っていましたよね。
社会の批判があったためでしょうが、テレビ人間がやりたがったはずの余計な演出もかなり抑制されていて、試合内容にも派手さがなく、今回は気分良く普通に観戦することができました。


彼と直接コンタクトをした複数の放送関係者が口を揃えて言うコメントに「あの子はオンエアしていない時には礼儀正しい好青年」というのがあります。
これまでの過剰なキャラ造りの原因がTBS(あくまでもTBSテレビのこと)がアホなためなのか、お父さんがちょっとずれてるのかよく分かりませんが、この勝利をキッカケに、もう無礼な悪ガキ演出はやめたほうがよいかと思います。


まじめでひた向きに努力し続けるボクサーとしてどんどん強くなって行くことを期待します。
大人たちよ、人類の宝物である若者を食い物にするな、といわせて頂きます。