独立FPの独白ブログ

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■『携帯電話』改め『ケータイ』

長年使ってきた【ツーカー】からついに【au byKDD】に変えました。
携帯電話を初めて買ったのはおそらく16年くらい前のことで、当時確か6〜7万円もする高級アイテムだったように思います。保険営業という仕事上、いつでもどこでも連絡が取れるようにしておくため、携帯電話は必須という感覚だったので、本当に小さく軽い携帯の存在を知ってなんとか頑張って買いました。
携帯電話利用が最も早く浸透したのは、ウラの世界以外では保険営業と不動産業ではなかったかと推察します。


携帯といえるような大きさになるまでの携帯電話は、肩にぶら下げてどうにかこうにか携帯可能という大きさと重量があり、香港のビジネスマンがみなこれを肩にかけて歩き回っているという伝説のようなウワサ話しのようなものでしかありませんでした。正太君が鉄人28号を操作するあのリモコンみたいな感じですね。
本当に携帯できる小ささである程度手が届く価格になったのが1990年あたりだったようで、私が保険営業の仕事に転職した直後だったその時期とほぼ合致していたわけです。


初めての携帯電話はソニー製(系列会社にいたので)で、大きさ重さは今の折りたたみではない携帯とほぼ同じくらい(ただし画面は無しです)、通信会社は確かNTTドコモだったと思います。
その数年後にある携帯代理店のキャンペーンとかで、最新機種がバカに安く買えるということで買い換えたのがツーカーだったのです。それからつい先日までの131ヶ月の間(携帯ショップのおにいさんが「131ヶ月はすごいですね」と感心していましたが)、ツーカーを使い続けて来た浮気をしない律儀な私だったのです。


そのツーカーも経営難から脱出できず、KDDに吸収され、auに統合される形で消滅する運命となり、7月からはとうとう新機種の販売も終わってしまいました。少々寂しい気がします。
「TUKA→au」の番号引き継ぎ移行キャンペーンを展開中ですが、ツーカーの利用者がひとりもいなくなるにはまだ数年が必要なのでしょう。


新しい携帯はカメラ、ムービー、FMラジオ、デジタルオーディオなど、電話、メール以外の機能がてんこ盛りです。(他にも多くの機能があるらしいがこの機種が壊れるまでの間に把握できるとは思えません!)
若い人達には当たり前の感覚なのでしょうが、電話とメールができればいいのよ、と言い続けてきたおじさんにとっては、けっこうワンダーランド的、ドラえもん的なブラックBOXなのです。
もはや電話機などではないこの機械は「携帯電話」ではなく「ケータイ」という呼ぶにふさわしい不思議な道具です。