独立FPの独白ブログ

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低燃費実現のための努力

最近、大手自動車メーカーの長年にわたる燃費テストのインチキがばれて大問題になりました。私も日ごろからクルマの燃費にはとても神経を使っているので、興味をひかれました。

1枚目の画像は私が運転している軽自動車で記録した燃費の最高値ですが、この「リッター当り30KM」は燃費メーターをリセットして、3分くらい走 行した時点でたまたま記録された数値です。その後、信号待ち、交差点の減速などを繰り返すうちにこの数値は見る見るうちに下がってしまいました。

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M自動車の燃費擬装はあきらかな不正行為で論外なのですが、各自動車メーカーが提示(カタログ表示)している燃費にも、まったく問題が無いわけではないですよね。

実はカタログ表示の燃費は、一般人の日常使用ではほとんど実現で きるものではなく、巷では、カタログ値の6割か7割程度が限度と言われています。それは知る人ぞ知る常識のようなのです。(インチキとは別の問題です・・・)
私が3年半前に新車購入した軽自動車のカタログを見直してみると、JC08モードで26km、10・15モードで27.5kmとなっていました。さて、その軽自動車で実際にはどの程度の燃費が実現できているか・・・その証拠写真が下の画像です。

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最近あまりクルマに乗らない私ですが、先日給油した際にメーターをリセットし、その後国立市の我が家から杉並区の実家との間を合計2回往復(合計100キロ程度)した結果がこの「リッター19キロ」です。高速の走行は無しです。 私の実効燃費はカタログの69%なので、ほぼ巷の噂どおりですが、この数値はいつもより若干高パ フォーマンスであり、通常は17~18キロであることが多いです。

3年半前にコンパクト車から軽自動車に買い替えた主たる利用は「税金の安さ」と「サイズの手頃さ」と「燃費」でした。子供たち独立し、ほとんどが一人乗車である私としては、なにかとっても無駄なことをしている感じが嫌でたまらなくなり、もちろん節約も兼ねて軽自動車に変えたのでした。

せっかく低燃費の軽に変えたのだから少しでも燃費向上を実感したいと思い、ネットで得た「エコ運転の極意」情報を取り入れてみたのでした。前のクルマではせいぜい10~11キロ程度でしたので私は今の現状にけっこう満足していますが、この燃費向上の裏には、運転者の相当な個人的努力があるのです。ネット情報などで知り、以来懸命に実践しているのは単純ながら簡単ではないエコ運転です。
特に乱暴なあるいはせっかちな運転者ではなくごくおとなしい運転者の場合に、もっとも燃料を食うのは特にスタート時だそうです。

 

エコ運転の極意、その1・・・

「発進から時速20kmになるまで最低でも5秒かかるようにする」
5秒数えながら速度計と共にタコメーターもチラ見しつつ、概ね2000~2500回転以下に抑えるようにしています。

これがなかなか難しく、ゆるりゆるりと加速する5秒間のなんと長いことか。自分もイライラするし、後続車もイライラしているのではないかと罪悪感まで覚えるものです。

 

エコ運転の極意 その2

ブレーキは「ガツン」と踏まず、まずはエンジンブレーキを利かせ、その後、ゆるいりゆるりとすーーーーっと停車するのです。エンジンブレーキを使うと多くのクルマでは燃料消費を制御するようにもなっているらしく、これも馬鹿にできないらしいのです。
もちろん急ブレーキを極力避けるには、前方との車間距離をある程度あける必要があります。

 

要するに「急発進」「急停車」をせずに、ゆとりある運転が有効ということなのですが、日常の運転として習得するには一定の努力が必要です。
メータ右側には「あなたは現在エコ運転中ですよ」をあらわすインジケータがついているのと、停車すると自動でエンジン停止する「アイドリングストップ」機 能があり、燃費向上はそれらの相乗効果というわけです。始めは苛立った私ですが、最近はすっかりエコ運転が習慣化しています。

 

前方との距離を保ち、ゆるいゆるりと発車したり停車したりする「愚鈍な軽自動車」に苛立ってか、時々ものすごい勢いで私を抜き去ってゆくクルマがあるのも仕方ないような気もします。(私だって教習車の後ろにはいたくありませんし・・)

しかし、皆が「ゆるりゆるり」を習慣化すれば、事故もCO2も減るし、良いことばかりなのですけどねえ・・・

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