独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

窓から突然「爆音」が降って来た

室内の寒暖計は30度を指しているが、暑いとは感じない。人間の感覚は不思議です。もはや35度以上でないと暑さを感じない身体になってしまったのかも・・・。ちょっとこわい。


そんなわけでエアコンなしで窓を開けて過ごしていたら、急に大音響が空から降って来た。
ウルサーイ!!と怒りの目線で窓から空を見上げると、およそ20台ほどの軍用ヘリコプターが隊列を組んで飛行中。その後もうひとつのヘリ隊が同じ軌道で飛んで行った。
多分あれは自衛隊のヘリで、きっと訓練とか何かのイベントなどがあるのでしょう。


しかし、ほんの数分間ヘリコプターが上空を通過しただけで、あの耐えがたい騒音なのです。あんな騒音の中に毎日毎日、四六時中置かれているというのは、どんな感じなのだろう。しかも、騒音元のヘリとか飛行機が落ちてくることもあるのだ。
米軍基地にへばりつくような位置で毎日を送っている沖縄などの住民の方々は、一体どれほどの騒音被害にさらされ続けているのだろう。想像するのも不可能です。
・・・で、普天間移設問題をまた思い出してしまった私。


「軽く見える菅さん」という印象は、民主党代表選挙中の演説会ほか様々な映像と音声によって益々強くなってきた。党首選についてある野党議員が「ずるい菅と嫌いな小沢の戦い」と言ったそうだ。なるほどね。


「基本的に民主党が嫌いだが、小沢さんは大っ嫌い」(ある政治記者氏の発言)なマスコミは「敵の敵はとりあえずミカタ」の理屈からか、菅さん支持の空気を演出し、中身のない「政治とカネ」キャンペーンも見事に成功。投票者の絶対数では6対4くらいなのに一面トップに「圧勝」の大見出しが踊る新聞。とりあえず記者クラブ既得権益はしばらく安泰ですか。


マスコミ人でさえ「アメリカ寄りすぎる傾向がちょっと心配」と評する前原氏が外務大臣になったことだし、政権全体が「官僚主導の既成権力体系の維持」政権のようなのですから、沖縄県民の落胆はいかばかりか。
まことにネガティブで辛気臭い言葉だが「最小不幸社会の実現を」と菅さんが本当に思うなら、普天間移設ではなく普天間の危険除去をすぐにでもアメリカに訴えるべきものです。


11月には沖縄県知事選挙があるが、「クリーンでオープン」な新政権はこの板挟み問題をどうやって解決に向けてゆくのだろうか。沖縄基地問題は日本人の独立自主と一国家の尊厳の問題の象徴事案だと思う。
この問題の対処の仕方で政権の立ち位置がよくわかるように思う。


私にとって大事なことは「本当に困ったときに自分を守ってくれる国なのかどうか」ということだ。
そして、そういう国にするためには「まずは他人任せではなく自分の考えを持つ」ことが原点だ。
なんて思ってため息をもらし、ふと窓の外を見れば、空はすっかり秋晴れの青空だ。沖縄の空はきれいなんだろうなあ。