独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

■極楽トンボの墜落


かつてパンツをおろして警察沙汰になった山本が今度は自分が下ろされることになった。
今のお笑いブームより少し前に既に売れっ子になっていた加藤・山本のコンビを知ったのはTVの『めちゃめちゃイケてる(通称めちゃイケ)』でした。


数年前、当時中学生の息子に付き合って見ているうちに極楽トンボがとか、ナイナイがというのではなく、「めちゃイケのメンバー達」がなんとなく好きになりました。今もその時間に家にいる場合にはほとんど見ています。
タケシ、さんま、紳助など大スターを生み出した大番組の『オレたちひょうきん族』の最盛期にメンバー達を毎週楽しみに見ていた、あの感覚に近いものをいい年して思い起こしたという感じです。(かなりスケールは違うけど・・・。)
そんな、何となく楽しく見続けているメンバーのひとりが、しかも結構存在感の大きい山本が抜けてしまうのは大変残念なことです。


今回の事件の本当の真相がどうなのかは別として、日頃からきっかけを待っていたのではと思うほど、あまりにも早い吉本興行の極刑処分、何もそこまでと言いたくなる欽ちゃん球団解散宣言などを見ていると、少々違和感を覚えるような反応に思えます。
結局、ひとりのタレントなど、使い捨ての部品に過ぎないのかもという印象も残ります。(稼ぎ具合でかなり対応は違うはずだし)
芸能人がみんな「清潔なる紳士淑女」であるはずもないし、芸能人にまとわりつく連中が存在するのも事実だし、常に色々な不祥事のある世界だし、どうも妙な気分です。


30年ほど前に、私の敬愛するフォーク界のトップシンガーに、その北陸公演の最中に降り掛かったファン女性強姦疑惑事件を思い出しました。その直後に彼の無実を訴える内容の歌を、仲間であるこれもビッグなシンガーがレコーディングしたのも強烈な思い出です。
完全復帰した彼はその事件の数年後に深夜放送で淡々と「本当のこと」を語り、それを聴いて私は泣きたくなる想いでした。


実力の世界での手のひら返しはまことに恐ろしいものなのです。よほどの凶悪な犯罪的行為だったのでないならば(多分そうではないと想像します)いつの日か、ちゃんと復帰して欲しいものです。

なんでもかんでもやめれば良いというのはおかしな世の中です。
日本全体をおかしくした人々ですら、のうのうと寛いで任期満了までの余生をを楽しんでいるというのに・・・


この世は不公正だ。