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独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

この1年で感じた色々なこと(3)

非科学大国ニッポン・・・
昨年の大震災以来次々と明らかになって来た日本の様々な問題は、実に多くの分野にわたっている大変深刻なものであることが分かりました。
現実に起きている出来ごとについてすら「起きていないかも知れない」と言い放ったり、大変なことになる可能性があると知っていながらも黙っていたとか平然と言うのです。そして、自分達の立場、権益を守るためなら、どんなに見え透いた嘘も平気で強弁するひとがいるのです。


およそ合理的判断や科学的検討といった「専門家」が本来とるべき態度から大きくかけ離れた対応をする者たちのあまりの多さに、専門家ではない者としては驚くほかありません。我々は何のために高いコストを払って専門家に色々なことを委託してきたのか。「末は博士か大臣か」なんてもはや完全に死語になったのでしょうか。


救われたのは、政府や官庁や電力会社や学者やマスコミなど中央の方々の頼りなさとは対照的に、地震、津波や原発事故の現場により近い人たちの多くが非常に力を発揮して下さったこと、助け合いの行動も多く見られたこと、日本はまだ死んではいないと思えるようなことも多く見聞きした点です。


それにしても、日本はいつからこのような非科学的な対応がまかり通るようになったのだろう。原子力などという人間のコントロール可能領域をはるかに超えた危険物を利用すること自体が、私にはとてつもなく非科学的としか思えません。私の思いなどはそれこそ非科学的な情緒的なヒステリ的反応なのかもしれません。しかし、このことを長年にわたって研究し続けている本当の専門家もいたのです。40年にわたって反原子力を訴え続ける専門家、京大、小出裕章さんの存在は「この国、もう駄目なのかも・・」とうなだれる私たちにも勇気を与えて頂いています。感謝!


日本はどうしてこんなに非合理、非科学的なんだろう。そういう思いで読み始めて、楽しく、しかし暗然たる気持ちで読了したのが、小室直樹氏のこの著書でした。

数学を使わない数学の講義

数学を使わない数学の講義

どうやら日本は基本的に非合理的な国のようなのです。若いころから「私は文科系だから・・・」で色々とごまかして生きてしまった「数学嫌い人間」の方に強くお勧めしたいです。私も少しでも「合理的な考え方もできる人間」になりたいと思うのです。