独立FPの独白ブログ

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投票してきました!

先々週の都知事選挙は非常に迷い悩んだ挙句、「街づくり国づくりの考え方」に賛同できる人に投票しました。当選しないだろうことはほぼ分かっていましたが、その人にしか入れる気にならなかったのです。


さてあれから2週間、今日は市長選挙&市議会議員選挙の投票日。数日前から色々情報を確認し、市長については結構迷いましたが、市議については比較的すぐに結論が出て、今日は自信を持って名前を書くことができました。


10年以上前ですが私は国立市議会を傍聴した経験があります。その時の驚きは今でも鮮明な記憶として残っています。一部の議員の先生方のお行儀の悪さ、品の無さは想像を絶するものでした。


何しろ、質問をする議員の方など見向きもせずに下品な格好で脚を組み、貧乏ゆすりをし、うすら笑いのニタニタ顔で仲間の議員と何やら話しこみ、時々前を向いたと思えばドスの利いた声で野次を飛ばす。「こいつらは何なのだ!?」と驚きと怒りと恐怖を同時に覚える信じがたい有り様でした。


国立市では市民の有志数名が市議会を傍聴し、「傍聴席から」という小冊子を発行してくれています。(匿名ではなく実名を出しての活動です)
どの議案について誰が賛成したか、反対したかのリストによって、各議員の政策方針がある程度分かります。


さらに「議員の通信簿」というのがあり、これが実に有効です。
全議員について、どのような質問をしたのか、どんな提案をしたかをリストアップすると共に、発行者の客観的視点からどんな態度なのか、どんな人柄かなども記されています。


会期中に一切質問をしたことが無い議員、いつも雑誌か何かを読みふけっている議員、居眠りし続ける議員、反対意見の議員や市長に大声で野次を飛ばす議員、支持者以外の傍聴人を睨みつける議員、私語を絶やさない議員・・・こんなのが沢山いることが詳細に報告されています。


一度でも議会を傍聴したことのある者なら、このレポートを読んで議会内の情景が浮かぶでしょう。発行者の編集後記には「聞くに堪えない野次や恫喝」の連続で、正直言って傍聴するのはキツイ、と書かれています。


今回の市議選挙については、このレポートを大いに参考にさせて頂き、議会にはまともな人間を一人でも送り込む必要性を強く感じて選びました。
野党なのか与党なのか、開発中心主義なのか環境重視なのかなども重要な要素ではあるけれど、まずは「まともな社会人」に議員になって頂きたいと強く強く思うのです。


なんでもそうですが、真実は現場にあるのです。現場を知る努力をしましょう。
そして投票に行ってください!