独立FPの独白ブログ

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■波乱のスタート・・だけど。

日経平均、昨年来安値を更新=4営業日で1100円超の下げ
 7日の東京株式市場では米国景気の減速懸念を背景に幅広い銘柄が売られ、日経平均株価は4営業日続落、終値ベースの昨年来安値を更新した。終値は前週末比190円86銭安の1万4500円55銭。日経平均の下げ幅は4営業日で1152円に達した。 (7日時事通信)


アメリカのサブプライムローン焦げ付き懸念、原油高騰、雇用状況悪化、国内景気停滞感、などの複合マイナス要因から、新年早々株価が下がっています。大変です。3ヶ月前の平均株価からはなんと15%もの下落です。1年前からの下落もほぼ15%です。


しかし、株価の短期的上げ下げは特に驚くようなことではなく日常茶飯事のことなのですし、比較する時点を変えれば大きく事情が変わります。
例えば3年前の正月の平均株価は1万1700円程度ですから、そこと較べれば今日の終値は123%の好調ぶりです。


要するに高い時に買った株式は安いときに処分すれば大損害になるというだけのことです。相場を読んでのデリバティブ投資などで短期的勝負を仕掛けているトレーダーでもない限り、コツコツ投資の長期資金運用をしている庶民なら、株価の安いときは絶好の仕入れ時というごく単純なこととして捉えればよいだけのことでしょう。


我々素人はやはり短期の相場の上げ下げに一喜一憂しないような投資を心がけるしかないのだと、再認識する株式市場スタートでありました。