独立FPの独白ブログ

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■泥棒に泥棒を…

次官OB7人全員拒否、天下り実態聞き取り調査
 塩崎恭久官房長官の下に設置した公務員制度改革に関する政府の有識者会議(座長・田中一昭拓大名誉教授)が、各省のあっせんで天下り、再就職を繰り返す「渡り」の実態を明らかにするため、財務省などの事務次官経験者7人に聞き取り調査への出席を依頼したところ、全員から断られたことがわかった。
 23日に予定する聞き取り調査は財務、厚生労働、国土交通、農水の4省が対象で、官製談合や社会保険庁の不祥事との関連も考慮した。実際に天下りを経験した次官OBらは各省を通じて「都合がつかない」といった欠席理由を伝えてきており、実質的な人事の責任者である官房長から話を聞く。


そりゃあそうでしょうよ。元暴力団員を公開の場に呼んできて並べ、皆さんの所属していた組織ではどんな方法で悪事を働いていましたか、どうぞお聞かせ下さい、なんて問いただす刑事がいるだろうか。
仮にそういう捜査を行ったとして、元暴力団員が一体どのくらい本当のことを話すだろうか。
もし話をしたとしたら、その元暴力団員はどのくらい生きていられるだろうか。


このように考えれば、元官僚が聞き取り調査に応じないのはどう考えても自然なことで、むしろのこのこ出てきて何かを話したとすれば、それこそ例によって「やらせ」であるとしか思えませんよね。
この実態調査というのが単なる茶番なのか、或いは一応真面目な調査なのか、全マスコミの中枢を抑えられているらしい日本国の一市民には分かるはずがありません。


選挙用のテレビCMや、最近の街頭演説などでの非常にあざとい身体の動きや薄ら笑いや「決然とした表情」などを見ていると、本当に頭がおかしくなっているのか、何かの熱にうかされているのか、或いは一部にそのように見られてしまうことを全て分かった上で、一定の支持を得る手段としてあえて芝居をうっているのか、分からなくなる今日この頃です。
(実際に、決然とした態度に好感を感じる・・なんていう人もきっといるのでしょうね。)


近頃の日本で「本当のこと」を知るのは結構至難の業であるように思われ、恐怖を覚えるのです。
本当のことを知ることができる世の中に少しづつでも戻すために、投票できる日は明日以降7日間です。
皆さんどうか選挙に行って下さい。


ところでここ数年間、自分はすっかり選挙をサボっていたというおどろくべき候補者がいましたね。
そんなひとがどんな理屈で「私に一票を」と言うのでしょうかね。
意味が分かりません。