浦沢直樹氏の「20世紀少年」の第21巻を先週買いました。
「ともだち」がいよいよ自らの行状を語り始めようとしているようですが、なかなか、そうすんなりとは行かず、相変らず引っ張られ続けているわけです。
前の巻から約3ヶ月待ってやっと買ってきては30分で読んでしまうのはなんとももったいない感じです。かといって、これだけのためにビッグコミック・スピリッツを毎週買うのもどうにも悔しいので、結局は年に3〜4回の単行本を待つことになります。
読み終わった息子は「さだきよじゃねえか?」などというのですが、正直言って私にはもはや何がなんだか、誰が誰やら分からなくなっていて、最終段階に突入する前に初めから再読しておく必要がありそうです。
浦沢直樹氏のマンガ、特にモンスターやこの20世紀少年などは恐ろしいほどの多種多彩な人物達が錯綜しつつ登場し、しかも過去現在を行ったり来たりする場面転換の連続なので、私のようなぼうっとしたオヤジには荷が過ぎるのかもしれません。
高橋留美子氏の「めぞん一刻」のように登場人物が1から10までの数字がらみの名前だったり、巻き起こる事件の多くがひとつのパターンにはまっているような展開だと覚えやすいし分かりやすいのですが・・・。すみません、比較するものではありませんね。
大阪万博をリアルタイムに知っている我々の年代と、テレビが白黒だったことなど想像も出来ない我が息子たちの年代と、世代を超えて惹きつけるマンガを作り続ける浦沢直樹さんには完敗です。お願いですから、早く結末を教えて下さい。
20世紀少年―本格科学冒険漫画 (21) (ビッグコミックス)
- 作者: 浦沢直樹
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2006/02/28
- メディア: コミック
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