独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

信条・意見

火事場泥棒はどこにいるのかな?

ここ数日の政府発表、新聞報道、テレビのニュースを見ると次のような論調が完全に支配的です。瓦礫は被災地以外の各地域で分担しあって処理しないと復興が進まない。 瓦礫受け入れを拒否するのは「非国民!」的態度である。 いまこそ、日本人の絆を! 「ガレ…

この1年で感じた色々なこと(2)

昨年3月11日の昼過ぎに、私はフリージャーナリスト上杉隆氏が(仮)代表を務めていた「自由報道協会」に寄付金の振込をして自宅に戻る途中でした。 数年前から大新聞とテレビだけでは「我々が本当に必要とする情報は得られないらしい」ことに気づいていま…

この1年で感じた色々なこと(1)

ああ、3月だ。もうあれから1年だ。何が変わったのか。何が変わらないのか。おそらく人生で最も多くのことを考えたはずのこの1年について、思い起こしてぶつぶつ呟いてみようと思います。 あの日、私はクルマで府中街道を南に向かって走行中でした。おそら…

「推定有罪」の怖い国の出来事

小沢元代表、法廷:取り調べメモ70通 指定弁護士、弁護団に「存在」回答 ・・政治資金規正法違反で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告の公判に絡み、検察官役の指定弁護士は9日、元代表の起訴議決をした東京第5検察審査会に東京地検が送付した捜…

知る権利と知らない罪

3.11以来、私はツイッターをチェックしない日はありません。ツイッターから入ってくる情報には、例えばテレビのニュースを通じてではまったく知ることのできない事実も含まれています。 もちろん、ツイッター上には「とんでも情報」やら「超偏向見解」や…

政治家はちゃんと議論してください

皆さんは親しい友人と何かについて話していて、意見の違いが明白になったらどうしますか? アルコールが入っていたりして、つい口論となってしまうこともあるでしょう。でも、次に会ったときにほとんど忘れているような程度の口論なら、友好関係に亀裂が残る…

転向か大衆迎合かあるいは単なる延命か

今日のブログ表題は我が首相のことではありません。新聞のことなのです。【自然エネルギー・阻む政官業】〜「電力権益」構造脈々・・・ 朝日新聞の朝刊一面トップは「電力の選択:ポスト3.11」という特集記事の第一段で始まっています。自分のことは棚に…

今日は何の日(5/3)

ここ数年の憲法記念日には「日本では憲法があまりにも軽んじられている」ことを改めて実感しては暗い気持ちになるばかりでした。検察や裁判所などが、平然と市民の権利を奪っている実情や、表現の自由の侵害を全く躊躇しない為政者の存在、国民の知る権利を…

集中と分散について

大型連休の初日から東北の被災地に向けてボランティアの人たちが続々と駆けつけ、当地周辺では大渋滞が発生しているらしい。現地にとって悩ましい事態ですね。 なんとか復旧の役に立ちたいとの思いを持つ人が多いことは心強いことですが、やはりあまりにも一…

見逃しやすい「ランニングコスト」

住宅に関するコストですぐに思い浮かぶのは「購入代金」と「ローン金利」などのイニシャルコストでしょう。しかし、それ以外の購入後の費用として「リフォーム費用」や「火災保険料」なども大きな要素ですが、つい忘れがちかも知れません。 また、マイカーの…

悪夢のような現実を冷静に考えたい

悪夢であるなら早く醒めて欲しい、しかしこれは現在進行中の現実です。 津波による膨大な数の被災者の方々の救済と地域の復興が最大の課題ですが、それと同時に、現在進行中で先の見えない原発事故の収束も最大級の課題です。 放射能が流出し続ける現状は国…

生涯で最も暗い気持の年度末

大震災発生の日から明日で3週間になるという今日は、今までで最も暗い気分の年度末です。 年度末には会社員のみならずあらゆる組織で働く人たちにとって「異動の季節」であり、決算最終日でもあり、多くの学生の学令が進む日であり、日本中の様々な地域で、…

原発事故の真相を知りたい

大震災発生直後から毎晩、真夜中に目が覚めると(ついつい)ツイッターをチェックしてしまいます。すると『東京電力の会見、Ustream(ユーストリーム)でライブ中』を見つけてしまう。そしてその中継映像に見入ってしまいます。 原発事故の記者会見は真夜中…

【我欲】の権化は誰か

石原知事「津波は天罰、我欲を洗い落とす必要」 東京都の石原慎太郎知事(78)は14日、東日本巨大地震に関連し、「津波をうまく利用して『我欲』を洗い落とす必要がある」「これはやっぱり天罰」などと述べた。 石原知事は同日午後、都内で「震災に対す…

底が抜けた日本の政治状況

政治資金規正法が禁止している外国人からの政治献金を受領していたとして、前原誠司氏が外相辞任に追い込まれた。 民主党の土肥隆一衆院議員は、韓国で日本政府が竹島の領有権の主張をやめることを求める宣言文に署名した責任を取り、国会と党の役職を辞任し…

日本は鎖国してたらしい!?

菅首相が年頭所感で言ったという『平成の開国』宣言を知った時からどうにも違和感を感じ続けています。それはこの人の言動がどう見ても「開く」とは正反対の「閉じる」傾向を示しているように感じられるからです。 菅さんはこれまで日本を覆い尽くして来た(…

「知らぬがホトケ」は誰に利するか?

ごく普通の庶民として人生を平穏無事に生きてゆくためには、むしろ真実を知らないほうが良いのではないか。と思ったことがありませんか? 知ってしまうと少々厄介になることが世の中には溢れています。ううん面倒だ、知らないシラナイ、私は一切何も知りませ…

憲法は誰が造ったのか

年頭に当たり、沢山のひとに読んで欲しいと思う本を紹介します。 今年をより良い年としたい、より「善き」人生の一歩としたいと真面目に考えている皆様に、是非ともお奨めしたいと思うのは、小室直樹:著「日本人のための憲法言論」です。 2010年9月に…

年頭自己宣言

あけましておめでとうございます 年頭に当たり今年の基本姿勢について勝手に自己宣言いたします!一、ブログの更新頻度をアップする一、毎日の筋トレと適度な運動を継続する一、勉強を怠らず、よく考え、そして行動する一、発信し、語り合い、繋がることで社…

民主党への感謝状(4)

拝啓、民主党さんへ、沖縄のことを考えさせてくれてありがとうございました。 いい年になるまでの結構長い間、私は沖縄県の人々の苦悩やいら立ちについて真剣に考えたことが無かったわけですが、そのことを心から反省する機会を図らずも作ってくださいました…

民主党への感謝状(3)

「記者クラブ」の存在とその意味を知ったこと。これは私にとってとても大きなことでした。 政官財の癒着構造のことはずいぶん前から、ノンポリの私でもさすがにある程度は知っていたことです。しかしそうした権力の癒着構造にメスを入れ、閉鎖的な密室談合政…

民主党への感謝状(2)

日本がアメリカの属国であることを再認識させてくれました。 マスコミの論調によれば、沖縄の米軍普天間基地移設問題(本質的には普天間閉鎖問題のはず)は鳩山前総理が、沖縄を混乱に陥れたばかりでなく、日米関係をギクシャクさせて大いに国益を損ねたとい…

民主党への感謝状(1)

戦後初の本格的政権交代に大いに期待し、その後早々と少なからず失望し、でもここで見捨てては元の木阿弥、またまた長期混乱に落ちてゆくよりは産みの苦しみを経て日本の近代化への道筋を見たいと、我慢してもう少し、もう少し・・・と思った私が甘かった。 …

「みんなの世界」は議論から

今朝のテレビ番組で国の事業仕訳を取り上げたコーナーがあり、司会者いわく「攻める方も守る方も同じ民主党なのですから、これはおかしなことですねえ」とサラリと言っていました。 一瞬うなずきそうになった私ですが、この人の言っていることは全くおかしな…

日本の国境線はどこに?

本業は不動産業になりつつあるなどと揶揄されるTBSですが、日曜夜6時のテレビ番組「THE世界遺産」は最近毎週のようによく観ています。 先日取り上げられたのはカナダとアメリカの隣あう2つの国立公園がひとつになったという「ウォータートン・グレー…

権力者の正義・国家の正義・人間の正義

これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学作者: マイケル・サンデル,Michael J. Sandel,鬼澤忍出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2010/05/22メディア: 単行本購入: 471人 クリック: 15,608回この商品を含むブログ (570件) を見るある国家…

国際社会はジャングルだから…

尖閣諸島近海の事件の顛末と、検察組織の体質が露呈される一連の出来事、そしてそれらを報道するマスコミの態度などから、今日もまた暗い気持ちで日本のことを考えてしまいます。 日本人は「権利」についての問題意識が希薄であるらしいといつも思っています…

なぜか菅さん、軽く見えるなあ

ツイッターではないけれど、今日はブツブツつぶやきたくなった・・・。 昔は小沢一郎というひとが嫌いだった。多分4,5年前までは。 政治や行政の実態などまったく無知、無関心、無見識だった私だったけど、いわゆる「金権政治」というのは悪いことなのだ…

市民の権利と義務

『111歳』死亡 81歳長女と53歳孫逮捕 東京都内で男性最高齢の111歳とされた足立区千住五の加藤宗現さんのミイラ化した遺体が自宅で見つかった事件で、警視庁捜査二課と千住署は27日、加藤さんの妻の遺族年金915万円をだまし取ったとして、詐…

マスコミの良心に期待したい!

我々庶民にとってはとても重要な情報であっても、マスコミがほとんど取り上げないために、実際には葬り去られてしまうことがあります。大事な情報をなぜ取り上げないのかというと、それは多くの場合に自分達にとって都合が悪いからでしょう。 自分達にとって…