独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

「大合唱」の気持ち悪さ

菅直人首相の退陣騒動を「バカバカしい」「茶番に過ぎない」「腹立たしい」「恥を知れ」などなど、徹底してこき下ろす発言が日本中を覆っています。
みんながいっせいに同じ方向を向く状況には、いつもアレルギー反応を起こすへそ曲がりの私としては、本当にそんなにバカバカしいなのことだろうか、と言いたくなるのです。


政治の世界は一寸先も闇、基本的に権力闘争が日常であるということは世界の常識でもあると言われます。権力闘争、裏切り、談合、妥協など当然なのではないだろうか。
多くの政治家が、個人的情緒的な恨みつらみや、既得権益擁護の動機やら、自身の保身や出世欲などをからめつつ色々と動くので、一体国のことを思う気概があるのか!と外部のものは憤慨しています。


しかし、政治家というのはある意味では最も人間臭い職業とも言えそうだし、仕方がない面もあるのではないだろうか?
ここぞとばかりに政治家をこき下ろすマスコミの人たちだって、評論家やらコメンテイタ―やらだって、みんな「自分のため」を最優先に動いている人たちだらけではないでしょうか?(全部ではないけれど) 


政治家は基本的に選挙で選ばれているわけで、政治がダメということは、彼らを選んだ私たちがダメということではないだろうか? 菅さんの場合は、我々が選んだリーダーではないけれど。


それにしてもこういう流れの中でも「小沢一郎排除」だけは概ね一致している方向のようです。小沢さんはそんなに邪魔な人なんだろうか? 一部を除いて政治家、マスコミがここまで邪魔にするのを見ていると、どうにも気持ち悪い感じがします。
「壊し屋」に既得権益を壊されたくないだけなんじゃあないの?