独立FPの独白ブログ

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『朝青龍引退』に思う

意外とあっさり引退してしまった平成の大横綱。
テレビや新聞の本音は「もう少しズルズルと問題が長引いてほしかった・・」なのではないでしょうか。
朝青龍の引退会見や、白鵬の涙のコメントを見ていて、私はなんだか「申し訳ありません」と言いたくなったものでした。


日本人が上位には少数しか見当たらないのに本当に「日本の伝統」なのか?
一説によれば国技館でやるから「国技」になったらしいし・・・
協会の目的は親方のピンはね既得権益を守るためなのか?
そもそも「品格」の本質を説明できるひとが、今の日本にどれだけいるのか?
叩ける時は大いに叩き、擁護する空気となれば手のひらを返すマスコミのコワサ!


引退会見のやりとりで彼が述べた言葉で最も印象に残ったひとこと。
【これまで色々と言われ続けたマスコミについてはどう思うか?】
という問いかけに対して、彼はこう答えました。
「マスコミの皆さんも人間だし、それぞれに家庭があり生活がある、・・・仕方がない」という主旨のコメントを表情を変えずに語りました。


余人には到底果たせない領域を極めた者にしかわからないことがきっとたくさんあるのでしょう。
なんだかんだと言って朝青龍を利用し続けてきた相撲協会、マスコミの人達は、全面的に感謝の意を表明すべきと思いますし、生身の人間を偶像化したりキャラクターを押し付けたりする癖を私たちは直した方が良いと思います。