独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

○○の耐えられない軽さ・・・


まずは20日の記事から・・・

厚労省分割:「解体」で不信解消…首相、政権公約
麻生太郎首相は、厚生労働省の分割案を検討するよう与謝野馨財務・金融・経済財政担当相に指示した。
次期衆院選に向け、「生活重視」の姿勢を示すばかりでなく、年金記録漏れ問題など不祥事が相次いだ同省の解体をマニフェスト政権公約)に盛り込むことで、同省へ根深い不信を抱く国民に留飲を下げさせる狙いもある。公明党も20日、分割案を検討するチームを党内に設置することを決めた。
 医療、年金、介護に労働と、厚労省の業務が過重なのは事実。舛添要一厚労相も「1人の大臣では手に負えない」と分割を主張したことがある。今も新型インフルエンザへの対応でパンク状態だ。ただ、今回の分割論には、選挙を意識した「厚労省バッシング」(厚労省幹部)の思惑も見え隠れしている。(5月20日:毎日新聞)


次は26日です・・・

厚労省分割:唐突な首相指示への反発や批判も
麻生太郎首相が指示した厚生労働省の分割・再編を巡る調整が本格化し、26日には関係6閣僚が再編のあり方などを協議した。
首相は6月にまとめる「骨太の方針」や与党マニフェストに盛り込む意向で、29日の経済財政諮問会議に提示することを目指しているが、政府・与党内には唐突な首相指示への反発や分割案への批判が強まっている。(26日:毎日新聞)


そして↓ こちらは30日の記事です。

厚労省分割、取り下げ 首相「最初からこだわらず」
 麻生太郎首相は28日、厚生労働省を「社会保障省」と「国民生活省」に分割・再編する自らの構想について「最初からこだわっていない。こだわっているような話をつくられると困る」と表明した。文部科学省の幼稚園部門と厚労省の保育所部門を一元化する幼保一元化についてもトーンダウンした。首相官邸で記者団の質問に答えた。閣僚の足並みが乱れ、与党の反発も強いことから取り下げた格好だ。(30日:毎日新聞)


繰り出しては引っ込める色々な発言など、すべては「イメージ戦略」の一環なのでしょうが「何をやっても裏目に出る」状態になってしまっては、すべては無意味です。厚労省の再編成(と言うか、全官庁のガラガラポンでしょ!)は絶対に必要ですが、それは、ちゃんと選挙で民主主義の手続きを経て、本当の危機感と責任感をもったマトモな政府でしかできるはずもないでしょうに。


くだらぬ喩えですが・・・犯人が途中で分かってしまっていて、しかも魅力あるキャラクターも登場せず、何の情感も得られず、ウイットも無ければ薀蓄も無い、そんな早く廃棄したい推理小説をいつまでも読まされ続けるこの異常な状況。なんとかしないとまずいでしょう。耐え難いです!!