独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

最近思うこと


何だかんだ言ってもほとんど出来損ないの悪魔の化身ようにしか見えないおじさんが、驚くべきことに8年もの長きにわたってトップに君臨していたような国、というのがアメリカの実体です。(不思議でしかたありません)
史上初の黒人にしてとんでもなく頭がよく目配り気配りのできそうな進歩的知識人らしきオバマ氏が大統領になったからと言って、そんなに急に穏健にして理知的で冷静で紳士的な平和主義国家に変貌するなどということは現実にはならないのでしょう。


単純にしてお人よし平和ボケの我ら日本人は、ついついオバマになれば世界が平和に・・・なんて言いたくなるのですが、現実はそう甘くないでしょうね。だって、そもそもの国の成り立ちからしてアメリカという国の身勝手さや独りよがりな性格はそう簡単に変わらないはずなのです。如何にオバマ氏が平和主義者であったとしても「いざとなれば命を掛けて殴りあう姿勢こそが正義」みたいに感じるらしい国民の心性も変わらないはずなんですから。(それに、ユダヤ資本にしろ欧州貴族にしろ基督教右派にしろ武器商人にしろ、多くの支持母体とのしがらみを絶対に無視できないのが大統領の立場らしいですし・・・)


しかし、これまでに較べれば相当にマトモな振る舞いを見せるようになるでしょうから、そういう姿勢を感じたときには「さっすがあ、アメリカさんは賢いよねえ。ブラボー!」と絶賛し、褒めて差し上げるべきでしょう。
かつて日本の得意技であった「ヨイショ」の技を駆使して、「よい国アメリカ」をその気にさせて、少しでも平和の時代が続くよう頑張らねばなりません。


もちろん、最も近い隣国の韓国とも手を組んで、世界の巨大マーケットである中国とか、世界征服の夢を捨てきれない感じのロシアとか、紳士的なのか粗暴なのか見えにくいインドとか、といかく強大な国家たちともうまくお付き合いしてゆくしか無い訳ですので・・・・。


かつて「顔が見えない」だと「本音が読めない」だの「腹芸が得意」だのと批判され続けた日本ですが、今こそ「日本のあいまいさ」を武器として再活用するべき時代ではないでしょうか。魑魅魍魎の世界国家とのお付き合いには「よく分からない日本人」というイメージは確実にプラスに働くように思えるのです。さあ、日本がらしさを取り戻すべき時です。右だ左だ自民だ民主だ新米だ反米だと対立している時ではありません。今の日本に最も必要なものは「団結」ではないかと思ったりする今日この頃なんです。

最近とみに「保守主義者」であることを強く意識し始めた私なのです。