ブログを殆ど更新しなくなってから1年以上が過ぎてしまった。
そもそも私のブログは「営業ツール」としてのネット活用のひとつであったが、ある時期から業界事情で仕事の手段として利用不能となってしまった。なので数年前から営業ツール改め、単なる個人の記録として残すことにしようと考えを変えていた。それでも「保険営業」でありつつも一応公にも認められた「FP」でもあることから、あまり適当なことは書けないし、たまたま訪れた人が不快になるのも大人の常識として避けねばならない。とかなんとか考えていると、ついつい筆から(否キーボードから)遠ざかってしまったりするのだ。両親の見取りも死後の整理なども一段落したので、より気楽に書いてみようと思っている今日この頃だ。この際「ですます調」もやめようと思うのだ。(のだ。)
今を去ること四半世紀前、当時ブログなるものが存在したかどうかは記憶がないが、保険会社から独立して個人事業主となった時に「ホームページ」を作ったのが、私がネットに何かを残し始めたきっかけだった。
そのHPでは教科書的な知識の記事ではなく、業界の裏話的な話題やら、本業と無関係の趣味や芸能・音楽などの記事を掲載して、見知らぬ人たちの興味を惹くことが重要だった。1999年の暮れにスタートしたそのHPは「保険の真相」という名前だった。真相というくらいだから、一般の人が知らずにいて多くの場合に不利益を被っている保険(特に生命保険)について、本当のことを記してきたつもりだ。その目的は見知らぬ人が記事を読み、私の親近感を感じ、結果として相談を寄せてくれるというものだった。
「保険の真相」というネーミングはひょっとすると怪しげな空気感をもたらすかもと思ったので、保険周辺のライフプラン情報、マネー情報に加えて音楽、映画、落語や歌舞伎などのコラム的な記事もできるだけ掲載したものだ。ずっと後になってある契約者になってくれた小説家の方から、「当時あのHPの記事を読んで、お金の話は超苦手だけど、この人となら会話ができるかも」と感じてメール相談を寄せてくれたと聞いた。この時は心の底から嬉しかった。その方は今もお客様で長い間ご贔屓を頂いている。
見知らぬ人とメールを通じて信頼関係が生まれ、結果として長年にわたってご愛顧頂くようになったことが、私のWEB活用の最大の成果だ。
またそれに加えて、記事のネタを見つけるために様々な分野の書物を読むこととなり、その結果日本のまたは世界の様々な問題点、矛盾やら不都合な真実に触れることとなり、私はようやく大人になれたようにも思うのだ。高校時代に「受験の手段」でしかなかった知識・・・歴史、社会、政治、文学、哲学、科学が本当に大事なこととして頭と身体に入ってきた。それらを基にして書いたHPでの雑談的な部分、ちょっとしたトピックの部分を独立させて掲載し始めたのがブログだった。
久しぶりに書き始め頃の記事をつらつらと眺めてみたが、まずまずそんなにいい加減な内容でもないし、間違いもないことに安心した。
というわけで(どういうわけだ?)また折に触れて書くようにしようと思う。誰の役にも立たないブログ復活宣言だ!