独立FPの独白ブログ

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ガソリンは買い溜めできません!

揮発油(ガソリン)税の暫定税率(1リットル当たり25・1円)が失効したのを受け1日、全国の製油所で「値下げガソリン」の出荷が一斉に始まった。この日都内では、いち早く値引きしたガソリンスタンド(GS)に客が殺到する一方、在庫が切れるまで様子見を決めたGSでは閑古鳥が鳴くなど明暗が分かれた。全国的に値下げの足並みがそろうのは課税分の在庫ガソリンがなくなるまでで、1週間ほどかかるという。
ただガソリンは出荷時に課税されるため、3月の在庫分は安くならない。ほとんどのGSには年度末までに仕入れた暫定税率のかかった「高いガソリン」の在庫が残っている。このため、当面値下げを見送るGSも多い。(1日サンケイ)

 
先月の最後の週末あたりにはそろそろクルマの燃料計が気になっていましたが、やはりあと2〜3日なのだからと給油せず、4月1日にいつもの給油所に行ってみました。そのガソリンスタンドは私の知る限り周辺地域常で最安値のスタンドで、平均価格が152円くらいだった3月の時点でも1L140円でした。


暫定税率の一時凍結となっても、3月中に仕入れたガソリンは従来通りの仕入れ価格なので1日になっても安売りは出来ないはず。なのに、4月1日以降は競争上値下げさざると得ないだろうという報道もあって、気の毒なことだと思っておりました。
私としてはいつも頑張ってくれていて助かっている、お世話になっていると言う感じの給油所なので、たとえ値下げしていなくてもここで給油しようと思っていたのです。
ところが、このお店も「競争上」の必要性からやはり値下げを断行していました。ただし、3月仕入れなので25円下げるわけにはゆかず、約半分の11円の値下げでした。(それでも周辺ではやはり最安値)


リッター25円の値下げとなれば50リッターで1250円ダウン、確かに大きなコストダウンです。しかし、ガソリンなど一般家庭なら1ヶ月に何度も入れるわけでもなく、もしも政府が公言しているように4月末には元に戻るのだとすれば、それほど大騒ぎするようなことでもないでしょう。


既得権益の保護と体制の維持に躍起になることが生きる道と思える政権側の態度もいつもながら情けないが、ガソリン値下げ隊なんていって「あまりにも分かりやすい出来事」でしか国民にアピールできないと考えているらしい民主党の戦略指向もなんだか悲しいし、注目されやすいネタとみれば大事なことを横に放り投げても何度も大げさに特集を組むテレビの人たちにも大いにいらだちます。
季節の変わり目でもあるし、桜は散るし、タメ息する毎日です。