独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

■世界のマツシタ

松下電器産業は10日、今年10月1日付で社名を「パナソニック」に変更すると発表した。国内外で販売する商品のブランド名も「パナソニック」で統一し、国内の白物家電などで使われている「ナショナル」のブランド名は2009年度中をメドに廃止する。今年創業90周年を迎える同社は、創業者の故・松下幸之助氏の名を冠した社名から、国際的に浸透した「パナソニック」に変更することで、グローバル企業へ脱皮する意思を内外に示す。 (10日ロイター通信)


創業者の名前を社名に冠した会社は多いです。私が以前勤めていたM商会のMも創業者の名前です。創業者というより5世代続いている社長の苗字ですが。楽器のYAMAHAは元を辿れば日本で始めてオルガンを製造した「山葉」さんに行き着くらしいし、自動車メーカーなどは豊田、本田、鈴木、松田と創業者社名が並びます。


創業者の会社名には創業者一族が会社を永年にわたって独占しているのではと感じる面もありますが、大きな企業では社長の息子が社長になるということは今ではあまり無いのでしょう。


ホンダやマツシタ社員の人と話すと、創業者の理念を誇りとし継承してゆこうという真摯な姿勢を感じます。合併、吸収、統合を繰り返して、今では元はどこだったのか分からなくなった銀行名とは大違いです。


会社名とかブランド名などいわゆるネーミングの世界は興味深い不思議な世界ですね。今日発売されたネーミングの本を読んでみたくなりました。

社名・商品名検定 キミの名は (朝日新書 91)

社名・商品名検定 キミの名は (朝日新書 91)