独立FPの独白ブログ

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■大臣の耐えられない軽さ


日本には『末は博士か大臣か』っていう言い回しがあったのですが、今の若い方々は果たしてご存知でしょうか。昔は幼いうちから聡明な子供などについてこんな表現で褒め称えたものでした。しかし最近では、こんなことを言われた子供は「バカにされた」と泣き出すかも知れませんね。近頃のいじめっ子は「やあい、バカ、バカ、大臣野郎」なんて言ってるかも・・・。


カネにまつわる様々な疑惑を追求されるなかで自殺した松岡農水大臣、急遽後釜に選ばれてはまたもやカネ問題で辞任した赤城農水大臣、そんなことが続いて選挙も惨敗したあとだけに、「今度こそは」であったはずの遠藤農水大臣は、またまたカネの問題、というよりも不正発覚でなんとたったの8日で辞任しました。農水大臣という職は呪われた役職か・・・。


それにしても、農水大臣に限らずここ数年、日本の大臣というその地位の軽さには驚くばかりであります。・・・なんて思っていたら、今度は環境大臣の政治資金収支報告書の記載ミスが発覚、だそうです。


野党やマスコミがなんでもかんでも穿り返し続けるのもどうかと思うのですが、政治家連中の中にはとんでも無い不正やインチキを働く輩が潜んでいる可能性が否定できない以上は、仕方が無いかもしれません。


しかしこうなると、巷ではおそらく今度の農水大臣は何日持つかの賭けが横行しているに違いないですねえ。少なくとも1年以上に賭ける人は皆無ではないでしょうか?
それにしても、大臣という立場がこんなに軽くなってしまった国はほかに無いのでは。


『末は官僚』が正しい褒め言葉なり・・・と各省庁の官僚トップは高笑いしてるんではないかなあ。