独立FPの独白ブログ

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■夏休みのご予定


ええ、皆さん、今年の梅雨はどうにも中途半端といいますか、中休みだらけのしまりの無い梅雨でございます。
もはやわが日本に「四季」がきちんと訪れることは今後一切無いのかも知れないという、なんとも寂しいというか恐ろしい感じを抱きつつ夏に突入する季節を迎えるわけであります。


二人の息子もとっくにオトナになってしまい、我が家では「夏休みの計画」というようなものを考えなくなって久しいのですが、皆様はいかがでしょうか。人さまの休暇の計画について何事かを申し上げるという立場でもないのですが、今年についてはひとつだけお願いがあるのでございます。


夏休みの計画を立てる前に、あるいはすでに立ててしまった方々も、どうかカレンダーの7月29日のところに大きな赤丸などを付けて頂きたいと思うのです。どうか決して投票日をお忘れないようにお願いしたいと思うのです。


前年の選挙では「郵政民営化、是か非かの選挙だよ」などと言われてまあ簡単に言えば結構多くの国民が騙された選挙の結果、多数を占めた基盤をもとに、今の政権はありますね。
発足当時支持率70%超、現在30%弱といわれる「美しい国内閣」は郵政民営化とは無関係な、税制改正(増税かな)、社会保障給付縮小(ここまでは郵政内閣だったかな)、格差拡大、生活基盤の市場原理化、教育への干渉、憲法改正への布石、戦争できる普通の国作り、などなどをお気楽にどんどん推進して、史上まれに見る「重いことを軽くこなした内閣」として歴史に名を残すでしょう。


それもこれも前回の総選挙の結果のもたらしたことだと私は思っております。
前にも書きましたが、日本の進む方向が間違いであろうとも、それが多くの国民の意思(間違いであっても)の結果なのであれば、まあなんとか諦めもつくのですが、国民の(いや有権者の)半分位のひとの、しかもその半分ちょっと(つまりは国民の2割程度)のひとの意見でそんな方向転換が決められてしまうのでは、私の気持ちは収まりがつかないのです。
ですから、どうか皆さん、今から、7月29日に大きな丸印を付け、都合がつかない人は期日前投票を利用して、ぜひとも選挙に参加して頂きたいと思うのです。


先のフランス大統領選挙では、その結果は大きく右に傾きましたが、直後の議会選挙ではゆり戻しが起きました。これは、80%超という投票率がもたらしたリバランスではないかと思います。フランスという国のオトナ振りは健在だったと思います。
投票率80%も確保されれば、矛盾や欠陥だらけだとは言え、民主主義の仕組みがなんとか維持されていると思えます。


日本に戻って今年のように、国民の生活に直結した年金問題がこれだけ噴出している最中の選挙ですら、もしも投票率6割程度にしかならないようであれば、日本は即刻、民主主義国家、自由主義体制の看板をおろし、社会主義でも王政でもなんでもいいので独裁体制国家にしてしまえばよいのです。そんな国の独裁者など、誰でも構いません。スキにしてください。
というわけで、みなさん、絶対に投票に行ってくださいね。