クリスマスの思い出はろくなものがありません。
サラリーマン時代には家に帰りたくない野暮な部長に夜通しはしご酒を付き合わされたり、彼女無し3馬鹿トリオ(同じ部に所属するいい年の独身男3人)で神田辺りでへべれけになり、最後はキャバレーに乱入してはシャンパンのお土産をぶら下げてカプセルホテルだかサウナだかで虚しくイブを過ごしたりしたのでした。
結婚して2児の父となってからは、私の役割はサンタになることであり、クリスマスを楽しむというよりも、いかにして子供を喜ばせるかという一点に集中することになりましたし・・・。
思うに、典型的な無宗教ニッポン人である私がいくら「メリークリスマス」などと言ったところで、所詮信仰心や真摯な態度を伴っていないために浅薄な単なる一夜のお祭り騒ぎに過ぎず、よって心に残るクリスマスの記憶がないのでありましょう。
敬虔なクリスチャンの人達は、下手するとキリストとの関係すら知らないかもしれない我らニッポン人のアホ騒ぎをどう感じておられるのでしょうか。
それにしても、クリスマスと聞いて思い起こすのは、もはや山下達郎氏の高音の澄んだ響きくらいのものなのです
「きっと君は来ない・・・・・」
↓ 国立駅南口の年末風景 ↓