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独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

■保険見直し(引継ぎ契約編)

保険

S生命の営業マンの定着率は業界では高いほうだと思います。(多分・・・)
私がいた頃の古い話しですが、よく言われていたのは、平均的な生保外務員の定着率(仕事について辞めない割合)は2年で2割と聞いていました。つまり生保営業の仕事を始めて、2年後にも残っているのが2割です。
そのころ、S生命では2年で辞める人が2割だと言っていたのを覚えていますから8割残る優秀さ。しかし、たったの2年で2割りも辞めてしまうなんて、相当に定着率が低いと私は感じますが、業界常識ではちょっと違うのです。


私がこの世界に入って8年目くらいの時に、ある大変にヒマな(ユトリある)人が、私より先にS生命に入ってきた人が何割残っているのかを調べたことがありました。うろ覚えなのですが、多分4割(または3割)くらいでなかったかと思います。(詳細なんてどうでも良いことですね)
まあ、そんなものだろうなと思ったことを思い出します。そのころ会社全体があまり良い雰囲気ではなかったので。


S生命では長期の保険を販売することが多く、「家計のプランナーとして一生涯あなたの面倒を見ます」などと格好の良いことを契約者に言っていた営業マンが数年間で数十パーセント辞めてしまっているわけで、同業者としてはまことに申し訳が立たないような気持ちになるのです。
色々苦しい時も、「一生面倒見ます」って言ったんだもんなあ・・・・と自分を奮い立たせて頑張っているのです、残っている我々は。


そういうわけで、長年にわたりたくさんの営業マンが退職をしているので、『担当者が保険会社を辞めてしまった』という「担当者難民契約者」が多数あふれることになります。
この担当者不在となったお客さんの担当引継ぎを買って出ては、次なる展開に期待する人達はこれまたたくさん溢れていますので、結果的には担当者の後釜はすぐに決まります。
私にもこうした他者から引き継いで担当となった契約が150件ほどありました。
新任の担当ですとご挨拶をした人も多くおられますが、正直な話、お会いしていない人もたくさんいるのが現状です。


そんな一度もお会いしていない契約者から先日お電話を頂戴し、保障の確認と見直しのご相談を受けました。
お会いして先ず言ったことは、長年フォローせず申し訳ありません、ということとこんなイイカゲンな私にご相談を持ちかけて頂いて有難うございますということでした。
現在の保険の内容と、他社で加入している保険のことなども含めて、FPでもあるということでのご相談でしたが、お会いしてからお別れするまで4時間半が経過しました。何年も担当者が親身になってご相談をお受けしていなかったことを思えば、4時間など決して長くありませんが、先方はまずまず満足してくださいました。
見直し結果がどうなるかは分かりませんが、今後とも宜しくお願いします、とお互いに言い合ってお別れしたのでした。


外資系生保の営業マンはノートパソコンを片手に、豊富な周辺知識と最新のマネー情報を駆使して、クールにスマートに合理的なプランニングを提供する先進営業集団、などという幻想をお持ちの方も中にはいらっしゃると思いますが、それはあまり意味の無い作られたイメージです。
生命保険の担当者と言うのは、長期間にわたってお客様とそのご家庭のライフプランのメンテナンスと、いざという時の迅速な動きと情報提供を行うために、「ずっとこの仕事を続ける」ことこそが、まず最低限求められることなのです。


できるだけお客さんより長生き(?ほぼ無理)して、できるだけ最後まで面倒を見させて頂くけるよう頑張る努力を心に誓っていることこそが、生保マンの必須条件なのです。何よりも続けるぞという心意気が大事だと思うのです、私は。

・・・ねえ、Kさん。