独立FPの独白ブログ

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■コラテラル


ホンワカとしたファンタジー、笑いとペーソスの人間ドラマ、リアルな戦争映画などの真面目路線の映画を続けて観てしまった為か、善意とか愛とか平和とかとは無関係なアクション映画を観たくなって、選んだのは、トム・クルーズ主演の「コラテラル」でした。
珍しく期待通りの気分を味わえるエンターテインメント作品でした。


詳細は不明ですが新興宗教にはまっていることや、短期間で数回の結婚離婚のこと、周囲への奇妙な発言などなど、あまり良いイメージを持てなくなった最近のトム・クルーズについては、善玉役だと(家族共々地球を救うお父さんなど)どうも違和感がありましたが、この映画では完全な「悪」で登場なのでした。


ただ単純に殺し合うだけのバイオレンスアクションではないので、悪党にもそれなりの理由がありそうなことや、殺し屋でもやはり人間であることや、犯罪者は結局孤独でしかありえないことなど、ドラマとして描かれていることもすんなりと入ってくる感じでした。
軽すぎず、重すぎず、適度な緊張と軽いユーモアも交えた、もう一度見る気になるという、なかなかのアクション映画と私は感じました。


能天気なアクションだけのハリウッド映画ばかりを観ていると、バカになると思うので最近は避けていましたが、やはりあまりごちゃごちゃと考えずに観ていられるアクション映画、サスペンス映画はそれぞれ大いに意味があるのですよね。


多分来週観に行くはずの「ダヴィンチ・コード」も深い意味は無視して単なるミステリー作品として楽しみたいと期待しているのですが・・どうなんでしょうか。