独立FPの独白ブログ

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■ビッグフィッシュ

親子、特に父親と息子の関係をテーマにしたアメリカ映画が大変多いように感じます。
このティム・バートン監督の2004年公開映画「ビッグフィッシュ」も父と息子の物語ですが、ふたりの関係がギクシャクするシーンから始まります。


幼い頃から聴かされてきた父親の体験談は大人になった息子にとっては、真実とも作り話とも区別がつかない荒唐無稽に聞えるものばかり。
生真面目な息子は自分の真実を語ってくれない父に大いに不満と疑念を抱いてしまいます。


ちょっとくどすぎるように感じてしまう幻想的なシーンは、作り話(らしきお話し)を何度も聴かされていらだつ息子の心境を、映画を観るものに感じさせる意図だったようです。


父の本当のことを知りたいと、ふと何回も聞かされたエピソードの舞台である場所を訪ねてみると、実在の人物から父の過去の行動について知らせれる・・・・・。
最後には父親のことを理解するようになりハッピーエンドです。
人間生まれたからには最後はこんな感じで死んでゆきたい、というひとつの理想像の提示にも思えます。 心があったかくなる映画でした。