独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

■小笠原の超ロングシュートだけでなく

とりあえず勝ちさえすれば喜ぶというのは、スポーツ競技そのものの楽しさや選手達の技術や懸命さやチームワークなどから得られる人間としての心揺さぶられる感動を放棄した下衆で低レベルな見方です。


例えばトリノ五輪の競技の中身には一切興味を持たず、結果だけを新聞で知りたがる人がもしいたら、そういう人が多くなればなるほど日本のスポーツはいつまでも繁栄することはないでしょう。(本当は見たいけど、どうしても時間が取れず、新聞記事でガマンしている人は除外)


とは言え、今日のサッカー日本代表の対フィンランド戦はW杯本戦までの時間などを考えれば「内容はともかく絶対に勝つべき」試合だったと思いますから、本当に良かったと思います。
しかし、まずまずの快勝という結果をもたらすのは、やはりその内容に良いものがあるからなのであって、その中身の様々なことを知るのがスポーツの楽しみ方というものでしょう。


前半にかなりの高い割合でボールを支配していた日本になぜゴールが生まれなかったのかとか、後半序盤に小笠原の低い弾道のセンタリングに久保が左足で上手く反応したのはなぜか
とか、2点目の小笠原の超ロングシュートはどうして生まれたかとか、小野のノールックパスの高い精度とか、サントスに代ってスタメン登場した村井の頑張りとか、物凄く沢山のしかもレベルの高い技術やスポーツマン魂やチームの結束や監督の戦略やらの集大成が、あの勝利なのですね。


勝ったときにバンザーイと叫ぶだけではなく、負けたときにも少し違う気分の感動を味わえるようなスポーツファンでいたいと思うのです。
しかし、しかし、今月22日に予定されてるインド戦は「絶対に大勝」しないといけない試合です。