独立FPの独白ブログ

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■今度は投資商品営業の新法

金融審議会(首相の諮問機関)は22日、金融商品を幅広く規制する「投資サービス法」の骨格を示した報告書を発表した。株式や社債、外貨建て保険、新型ファンドなど元本割れの懸念がある商品を対象に、リスクの事前説明など購入者の保護ルールを盛り込む。証券取引法や金融先物取引法など商品ごとの業法をなくし、金融分野の縦割り行政転換に向けた一歩を踏み出す。・・・のだそうです。(ニュースより)


・・・それもこれも、みんな、銀行がなんでも販売できるようにするようにした結果、あまりにひどい営業の実態から、こうした新たな規制を設けざるを得なくなったためなのでしょうか。
もしも、そうでないのなら、もともと投資商品を販売している証券会社などのセールスの実態が、最近急に問題を起すようになったのでしょうか? そうとは思えませんね。
ここ数年で急にこの分野の営業に銀行が参入してきたためにトラブルが増えた結果の対処ではないのかと私は思いますが、どうでしょう。


バブル形成の先頭に立って、いろいろなやばいことをやってきた銀行。バブル崩壊後、金融危機などと言われた割には、破綻する会社も数社しかなく、結局はしたたかに生き延びて大いに権勢を振るい続けている銀行。 預金の金利は0.1%にも満たないのに、貸付の方はその何十倍もの金利を付ける銀行。いつの間にかサラ金を始めた銀行。中高年以上の社員をドカンドカンとリストラしながら給与水準はどんな優秀な製造業にも決して負けることのない銀行。保険を売る、投資信託を売る、あらゆる金融商品を売る権利を獲得し続ける銀行。やはり銀行ってすごい。


なぜ、こんなにも銀行は強いのか。
長年に亘っての超多額な献金や、何と言っても国の財政そのものを多額の国債の保有で支え続けている貢献がその立場を強力なものにしているのでしょう。


世の中、結構単純なようですね。 持ちつ持たれつの実に美しい仁義と思いやりの世界のようです。
・・・決して否定的に、批判的な思いでこのことを言っているのではありません。
なんだか、日本という国は、良い面も悪い面もひっくるめて、どうにもしょうもない国だなあと、寂しい思いがするだけです。


そんなに強い力を持っているのだから、グローバルスタンダードなどという名の超大国のローカルルールを無批判に受け入れることはもう止めて頂きたいと切に願うばかりです。
元銀行族の小泉さんにも、たまには意見をしてやってくれませんでしょうか。
もっと日本を大切にしなさいと・・・・・・。
ああ、今日は少し取り留めなく、まとまりません。もう寝ます。