独立FPの独白ブログ

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■業界ウラ常識

マンション構造計算の偽装事件で、腹立たしい現実をこれでもかと見せ付けられていて思うことは、この業界内にはこういう不正がどの程度存在するのだろうという疑念です。
今度の事件は氷山の一角に過ぎぬと言う意見が目立ちますが、建設業界や不動産業界にある程度の年月身を置いているひとなら、こういう不正が少なからず起こりえることや、実際に起きていることを知っているのでしょう。


少し前にも食品の不正表示などがひとつ発覚すると、次から次へと同様の不正が溢れるように表に出て来た時期がありましたし、最近では生命保険の不当な不払い、損害保険の支払いもれなども同じような傾向を見せています。近頃はこういう「あってはならないこと」が実はウラでは業界の常識にすらなっているらしいことにもあまり驚かなくなってしまいました。


色々な出来事を見る限り、どうも今の世の中では非常に多くの業界、分野において、非常に沢山の不正行為が日々行われているようだと考えるのが妥当なように思います。
いつも思うことですが、儲け第一主義に走る人や企業が自分から消えてなくなるなどはおそらくありえません。解決の道は、不正を行う奴は消費者が市場から抹殺する以外にないでしょう。良いものを選んで買う、悪いものは買わない、ということしかないでしょう。


今後マンション購入を検討するひと達は、すくなくとも今まで以上に検査について確認するようになるでしょうし、多少高額なコストを伴っても良い物件を求めるようになるでしょう。 結局、どんな粗悪品やインチキ商売であっても、それを買う人がいる限りは無くならないのです。やはり、賢い消費者がひとりでも増えるしかないでしょう。


私は私のよく知っているマネー業界において、少しでもインチキが減ってゆくように、自分なりにがんばってみるつもりです。 皆さんもそれぞれの分野でインチキを少なくするよう頑張ってください。 そういう積み重ねしか世の中良くなる道はないのです、多分。


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