独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

放映されなかった真剣勝負

あまり興味が無いので気がつかなかったのですが、プロ野球パリーグプレイオフはテレビ放送されていないそうですね。 なんとも驚いてしまいます。 自分の国よりアメリカ大リーグのプレイオフの方が重い扱いとは・・・・。


日本の(日本だけじゃないらしいが)テレビ界は本当に訳が分からんです。 どれがどれやら区別のつかないバラエティSPばっかり毎日垂れ流していて、年に一度しかないプロ野球のリーグ優勝決定シリーズは無視して平気なのですね。 およそ今のTVは文化だとか芸術だとかの世界と積極的に関わろうという姿勢はほぼ皆無ですので、まあこれが普通なのでしょう。


テレビの世界の異常性については、かの筒井康隆先生が30年以上も前に書かれた「48億の妄想」でも痛烈に批判されているし、最近では野沢尚氏(故人)の書いた「破線のマリス」でも、その異常性が社会に与える害毒をずばり指摘しています。 つまり、この世界は数十年変わらずに異常であるということでしょうか。 いや、SF大作家が予測したとおりにどんどん異常性を増してきているというほうが正しいかもしれませんね。


ラジオを聴いていると、例えば今国会で通ってしまいそうな「共謀罪」に関する法律などについて、多くの識者達が危険性を指摘していますが、テレビではどうでしょう。
民放TVのニュース番組は、ニュースよりもラーメンや回転すしの情報提供に力が入っているので、郵政法案以外の解説などはあまり見ることはありませんね。
NHKは今のところ政府御用達TV局だし・・・。


テレビばかり無批判に観ていると、きっとどんどん思考停止人間になってゆくのだろうという不安が増すばかりです。 不作為の洗脳とでも言えそうです。 コワイ、コワイ。

とりあえず、それほどには思考停止にならない方策として、ラジオを聴くことをお奨めしておきましょう。ラジデンなんかも出てきたことだし・・・。