独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

生き物の脈拍と寿命

昔から「カメは萬年」などと申します。実際にカメは超長生きの生き物として有名で、
不確実なものも含めれば180歳だとか200歳などどとも言われ、比較的使用度の高いデータでは150歳超の記録もあるそうです。さてなぜカメはそんなに長生きなのか、このテーマが先日NHKチコちゃんに叱られる」で取り上げられました。その理由が端的に示されたのが下の画像です。↓ ↓

f:id:fpclu:20200220191917j:image上段の数字はそれぞれの動物の脈拍(1分間の脈拍)です。うさぎの246回/分といえば1秒間に4.1回、トットトットッ・・早いなあとは思うがまあまあ理解できます。しかしハムスターの428回はとんでもない速さです。そんなにせわしなく心臓が動いていたら、そりゃあすぐに疲れ切って死んでしまいそうな気がします。
そして、カメさんの「8回」というのもあまりの遅さで想像を絶する数値です。
どっくん・・・・・・・・・・どっくん・・・・・・・・・・みたいな感じ?なんだか荒行中の修行僧とか雲の上の仙人とかのイメージでもありますがこれがカメさんです。

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ともかくこのデータでは心拍数と寿命はほぼ反比例しているらしいのです。それでは人類はどうなのか? 通常我れら人類の心拍数は60~70程度でしょう、すると上の比較画像に当てはめれば寿命は30年くらいのものとなります。太古の昔はさておいても、つい100年くらい前の時代に人間の寿命はせいぜい5・60歳くらいであったのです。それが、日本でいえば戦後の復興期~経済成長期を経て平均寿命は年々伸び続けてとうとう他の動物たちの寿命をはるかに超えてしまったのです。
強大な脳を駆使した人類は、住環境の整備、食料確保システム、気候や自然への抵抗、医療技術の発明発達などなどによってやたらと長生きするようになりました。
あまりの長生きに、人間は「どう生きるか」や「いかにして死ぬか」というテーマを抱え込んでしまいました。

生物的平均的寿命をはるかに超えた95歳の父を見ていると「何のために生きるのか」という問いの虚しさを最近つくづく感じています。「なぜ生きるのか?」の答えは「生きているから」ただそれだけの事でしかない。生きる意味なんて、みんなそれぞれ勝手に思うしかないんだと・・・そう思うようになりました。

吉田拓郎さんの「よしだたくろう」時代の古い歌を思い出した・・・
♬しんぞうがつかれたといいました♪だからやすいんでもらおうとおもいました♪だけどとまってくれませんでした♬

心臓はこっちの思いとは全く無関係に止まるときは止まるんです。母の死因は「虚血性心不全」でした。