独立FPの独白ブログ

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体重について考える

「サウナでの体重減はダイエットとは無関係(単なる水分の流出だから)」と書きましたが、もちろん日々の体重チェックの参考情報にはなっています。
2年前のある日、とある日帰り温泉施設の更衣室でいつものように体重計に乗った私は、目を疑いました。なんとその体重計の数値は《77.4kg》と表示されていました。とっさにアタマに浮かんだのが昔の人気TVドラマ「池中玄太80キロ」、ああこのままでは恐怖の80キロになるのも時間の問題か、とかなり落ち込んだものでした。
(ショックのあまり当日手帳に書き留めたので詳細がわかるのです)


自分の体重を気にするようになったのは多分10年くらい前からと思いますが、この77キロオーバーを記録したこの日以降、毎日意識するようになったのです。


私の体重はどのように変化してきた(というより増えてきた)のか、昔のデータを探したところ高校1年生の体育手帳なるものが出てきました。早速チェック。身長:172センチ、体重:60キロ、胸囲:84センチだった17歳の私でした。このころの海水浴場での写真に写る私の身体は非常に細く、肋骨が浮いて見えていてなんとも頼り無い感じです。一緒に写っている同級生諸君(全員男子)もだいたい同じように痩せています。


このころに比べて身長は1センチしか伸びていませんが、体重は大人になるにつれジワジワと増え続けたのは自然の摂理、仕方のないことでしょう。活発に身体を動かさなくても、生きているだけでエネルギーが消費されることを「基礎代謝」と言いますが、この基礎代謝は通常20歳代をピークに30歳代から衰え始めます。そして一般的に40歳代以降は基礎代謝の6割を担うという筋肉の量が目立って減り始めることもあって、その傾向はどんどん進行するのだそうです。


私の場合も、30歳あたりに65キロくらいだったのが、転職直後から増え始めて70キロを超え、最高値は74キロとなりました。その後、しばらく経って70キロになった年があるのですが、この時期は週に3、4日、1時間ほどのジョギングを1年ほど続けていたのです。
習慣が定着せずジョギングをしなくなって、3年後にはしっかり74キロに後戻りしていました。またあるとき、友人と3軒ほどハシゴ酒を強行し、帰宅途中でドロドロした坦々麺を食して帰ったことがありました。その翌日には、体重が2キロも増えていたのでした。なんとも身体は正直に反応するのです。

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基礎代謝アップのための筋トレが完全に習慣になったこの4年ほどは、これといった有酸素運動はしていないのですが、日常的に「日々の歩き」を意識するようになりました。運動の最重要ポイントは「継続可能かどうか」だと思いますが、「歩く」というのは非常に簡単にできる運動習慣です。


以前にも書いたように、少し工夫をすれば歩くのは容易です。電車で一つ前の駅で下車して歩く、駅ではエスカレーターは利用しない、時間があれば目的地まで3キロ程度なら電車に乗らずクルマにも乗らずに歩く、休みの日には必ず90分ほどの散歩をする、これが1年以上続いています。スマホの歩数計の履歴を見ると昨年秋ごろからの1年間の平均歩数(1日当たり)は約8300歩です。多分その成果で、やはり体重は少し(2キロほど)減少して最近は70.5~72キロの間で安定しています。サヨナラ!池中玄太。


2年前に衝撃を受けたあの温泉施設で先日計った体重は、71キロ未満、サウナ後には《69,7キロ》でした。食べ物に関する何らかの制限は一切していませんし、お酒も週に6日は飲んでいます。ただし、体重を毎日計るようになってから、つまり「体重を日々意識するようになった」ことが色々な面で影響しているはずです。少し前に注目された「記録するだけダイエット」というのは本物であったと実感しております。なるべく毎日良く歩き、体重は毎日計る、これだけで良いのです。


ところで、さる9月に長男夫婦に初めて子供が生まれました。つまり私の初孫ですが、彼は3700グラムで誕生し、その3週間後には5400グラムとなり、今もおそらく毎日体重が増え続けているはずです。赤ちゃんの成長力はものすごい!
体重って色々と面白いものです。