独立FPの独白ブログ

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アジアの片隅で・・・

米大統領、再選後初外遊はアジア 
米ホワイトハウスは8日、オバマ大統領が17~20日の日程でタイ、ミャンマーカンボジアの3カ国を歴訪すると正式発表した。再選後初の外遊先にアジアを選ぶことで、1期目に打ち出した「アジア最優先」戦略を2期目の外交の軸に据え、本格的に推進していく決意を示した。AP通信によると、米大統領のミャンマーカンボジア訪問は初めて。オバマ氏はミャンマーの最大都市ヤンゴンで、テイン・セイン大統領や最大野党、国民民主連盟(NLD)党首のアウン・サン・スー・チー氏らと会談する。 【ワシントン共同】


再選を果たしたオバマ大統領が初外遊先に選んだのは、欧州でもなく中国でもなく(言うまでもないが日本ではなく)東南アジアだそうです。
国際社会はまことに複雑怪奇であり、どの国も常に自国の利益を守るため他国を出し抜き、時にはだまし、時には裏切り、時には救い、すり寄ったり距離をおいたりを繰り返しています。


そんな国際社会で最も冷徹に戦略展開をもって世界の覇権を維持しようとする国の筆頭はやはりアメリカでしょう。「世界の警察」を自認し世界平和への貢献を高らかに謳いあげつつ、平気で他国に内政干渉をするし、平和のためにと平気で他国民を殺戮します。


そのアメリカに対して「逆らえば殺られる」と恐れおののき、盲目的に隷属的にポチ的に貢ぐことでしかそのポジションを保てないと考えているらしい官僚、政治家、財界人。そんな人々がトップに収まっている我が国の現状を思うと、心から暗く悲しい気持ちになる今日この頃です。日本はいつまでアメリカさんの金づるであり続けるのでしょうか。


「本当に困ったときにはアメリカさんが助けてくれる」といまだに思っている日本人、あるいはそう思い込もうとして思考停止している日本人をよそに、世界は日々変動し続けているわけです。