日本では太平洋戦争の終戦記念日は８月１５日ということになっていますが、米・英・仏・露・カナダなど「連合国」では、９月２日を対日勝戦記念日（VJデー）と呼んでいるそうです。この日に東京湾内の米国戦艦ミズーリ号の艦上で降伏文書に調印した、つまり正式に日本の敗戦が確定した日ということですね。
戦勝国側は「勝戦」記念日と称しているのに日本だけが「終戦」と表現していることがなんとも情けない。
どうも戦後日本の「曖昧体質」「責任逃れ癖」などはすでにここから始まっているのか、と悲しくなるのです。敗戦と終戦のニュアンスの違いは、「ただちに健康に影響しない」とか「爆発的事象」とか「安全な原子力」などの詭弁、妄言が横行する現代と間違いなく繋がっている、と思うのです。
