独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

日本を覆う妙な空気の正体は

「心から小沢が嫌いだ」と思っている人からは嫌われる結果になると思うが、やはりこの異常さにはどうしても何か言いたくなります。だからと言って何かが出来る訳ではないが、少なくとも考えてみたいとは思うのです。

このたびの小沢一郎氏の裁判についての指定弁護士の控訴は、どうにもおかしなこととしか私には思えません。
これまで大マスコミ発信の情報のみで色々と判断してきた人たちでさえも、さすがに「なんとなく変だなあ」くらいの違和感はお持ちになるのではないでしょうか?


「この状況に違和感を感じない」という人は、いったいどういう人たちなのかと考えてみると・・・

(1)日常的にテレビ・新聞の情報を本当のことだと思いこみ、事の詳細をほとんどご存じでなく、ただ単純に「悪い奴は悪いのだからこれで良いのだ」と割り切っているひと。

(2)法律の本義がどうの、人権がどうの、国家権力の暴走がどうのこうのという面倒なことを言うつもりはなく、嫌なやつは懲らしめられれば良いということで気分がよくなる性質のひと。

(3)思想信条的に、あるいは政治スタンス的に、日本の国益を守るための必要な戦略として、この一連の動きを捉えている、または参画している闘士のひと。

これらのいずれかに属するのだろうか・・・????
と思っていたら、内田樹氏のブログ記事を発見したので、紹介します。

【以下、ブログより一部分を抜粋】
「日米同盟基軸」という「呪文」を唱えているうちに「アメリカの国益を最大化することが、日本の国益を守る最良の方法である」という不思議な信憑に陥った人々がいる。
彼らが現代日本におけるエリート層を形成している。
そして、「アメリカ政府を怒らせそうなことをする人々」を血眼になって探し出し、「畏れながら」とお縄にして、うれしげに「忠義面」をしてみせるんである。
【途中省略〜以下一部を抜粋】
彼らがあれほど執拗かつ非寛容になれるのは、彼らが「小沢排除」は自己利益のためではなく、アメリカの要請に応え、日本の国益を増大させるソリューションだと思っているからである。
自分のためにやっているんじゃない。
アメリカの、ひいては日本のためにやっているのである。

以上は中途半端な引用、抜粋なので、ここだけ読んでどうのこうのと思わないでください。興味ある方はこちらをどうぞ。
内田樹の研究室「忖度する人たち」→内田樹の研究室