独立FPの独白ブログ

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火事場泥棒はどこにいるのかな?

ここ数日の政府発表、新聞報道、テレビのニュースを見ると次のような論調が完全に支配的です。

瓦礫は被災地以外の各地域で分担しあって処理しないと復興が進まない。
瓦礫受け入れを拒否するのは「非国民!」的態度である。
いまこそ、日本人の絆を!


「ガレキ受け入れ反対」を叫ぶ一般市民の反応は多分に感情的なように見えるが、それはこの1年間平気でうそをつき、情報を隠し、市民を犠牲にし続けて来た政府、官庁、専門家の言説をみんなが信じられなくなっているからだろう。キチンとした科学的検証があり、説明があったうえでの要請であれば多くの人は受け入れるだろう・・・というように私は思っていました。


しかし、今朝のラジオ(文化放送くにまるジャパン)で二木啓孝氏が語った「ガレキ全国受け入れの流れに大反対」を聞いて、私は目が覚めました。
またもや、大マスコミの垂れ流し情報の影響を受けてしまうところだった。二木さん有難うございます。


本当は地元で瓦礫処理をして、復興事業の建設資材などとして再利用することを望んでいる被災地もあるのだが、慣例主義的で柔軟対応できない県庁や、現場の実態を知ろうとしない中央官庁などの厚い壁に阻まれている実態があるらしい。


例えば、阪神淡路大震災の瓦礫は東日本大震災の2200万トンと同じくらいで2000万トンだったが、3年間でほぼ全量を神戸市が自前で処理して復興事業用の建材などとして活用出来たのだそうです。


それでは、なぜ、今回の瓦礫処理は広域処理なのか?
いったい、誰がもうかる仕組みになっているのか?
放射能を拡散させるだけであまり意味の無い除染事業もあると聞くし、やはり、中央官庁とか政府とかに近いどこかで大物火事場泥棒が暗躍しているのではないだろうか?


やはり、ラジオとネットは不可欠です。大新聞、テレビ情報をマル飲みするなかれ、ですな。