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独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

コンサルタントはどこに隠れたか?

オリンパス菊川前会長ら 2取締役・監査役辞任
オリンパスは二十四日、損失隠しに関わったとされる菊川剛前会長兼社長と森久志前副社長の取締役辞任と、山田秀雄監査役の辞任の申し出を同日付で受理したと発表した。同社は「三人は第三者委員会などによる損失先送りの調査に誠実に協力しており、辞任を認めても今後の調査に支障はないと判断した」と説明している。
(2011年11月25日・東京新聞)

この事件は元々、バブル期の財テク失敗に端を発しているらしいですね。
オリンパスといえば、中学生時代に旅行などで持ち歩いたカメラは「オリンパス・ペン」(記憶は曖昧だが)だったように思うし、高校〜大学生時代以降に親から譲り受けて使っていたのはあの「OM1」でした。


「OM1」は当時、世界最小最軽量の35mm一眼レフということであったし、医療用の内視鏡開発などでも世界をリードしていたのであって、オリンパスは高技術の理想のメーカーというイメージだった。
それが、本業とは無関係の財テクで失敗し、その後の処理で道を踏み外し、何年にもわたって不正経理でごまかし、隠蔽し続けてしまったのです。なんだか、日本社会全体の衰退のプロセスとも符合するように見えて、けっして他人事とは思えません。


私が転職して保険営業マンとなったのは平成元年でしたが、そのころの新聞や雑誌の世界では「財テクを駆使しない経営者はバカである」というような論調が支配していました。株式投資だ不動産投資だ海外投資だと、イケイケどんどんの一億総「相場師」状態でした。
コツコツと地味な技術開発を積み重ねる真面目な企業に対して、「財テク指南」をしたコンサルタントがいたに違いないと容易に想像できます。
また、損失隠しやらその穴埋めやら、経理処理の裏技をつかうことを提案してそそのかしたコンサルタントもいたはずだと思うのです。


コンサルタントには3種類あると思います。
1)顧客の中長期の安定成長を目指して提案を行うコンサルタント
2)顧客に目先の利益追求をさせて評判を上げようとするコンサルタント
3)顧客の利益はそっちのけで自らの収益確保を優先するコンサルタント


実は私の会社の定款にも「コンサルタント業」という一行が記されています。
上記(1)のような本来の当たり前の姿勢を、今以上に追及して行こうとあらためて思うのです。