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独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

生涯で最も暗い気持の年度末

信条・意見

大震災発生の日から明日で3週間になるという今日は、今までで最も暗い気分の年度末です。
年度末には会社員のみならずあらゆる組織で働く人たちにとって「異動の季節」であり、決算最終日でもあり、多くの学生の学令が進む日であり、日本中の様々な地域で、様々な分野で、リセットされる日でもあります。
もしも全能の神がいるのなら、3月11日以降続いている日本の悲惨な状況をリセットしてもらいたい、などと意味のないことをつぶやいてしまう情けない私です。


電力会社の人事異動がどのようになっているのかと思い、先日ほとんど初めて公の場に現れて、初めて「お詫び」を口にした東京電力の最高責任者の経歴を知って不思議だなあと思いました。なんと、東電の勝俣会長さんは2008年に柏崎刈羽原発のトラブルで引責辞任したのだそうです。「トラブルの責任をとって社長を辞任して会長に就任した」意味が良く分かりませんが、まあそういうことだそうです。


その勝俣現会長さんが社長だったときに、「日本共産党福島県議団」が福島原発の安全性に関して申し入れを行ったそうで、その中で「津波被害の可能性」に触れている部分が以下の抜粋記述です。
福島原発10基の耐震安全性の総点検等を求める申し入れ】から

福島原発はチリ級津波が発生した際には機器冷却海水の取水が出来なくなることが、すでに明らかになっている。これは原子炉が停止されても炉心に蓄積された核分裂生成物質による崩壊熱を除去する必要があり、この機器冷却系が働かなければ、最悪の場合、冷却材喪失による苛酷事故に至る危険がある。そのため私たちは、その対策を講じるように求めてきたが、東電はこれを拒否してきた。
 柏崎刈羽原発での深刻な事態から真摯に教訓を引き出し、津波による引き潮時の冷却水取水問題に抜本的対策をとるよう強く求める。

共産党のパフォーマンスだと言い捨てる人もいるようですが、ともかくこの申し入れは申し入れに終わったようです。これはほんの一例であって、原発の安全確保を求める学者の数々の提言などもネットなどで多く出てきています。


いつも思っていることですが、日本には「議論」が無さ過ぎる。大勢が整えば反対意見は簡単に封じ込められる。いつまでも抵抗し続ける反対者は、時には公権力をもって国策逮捕されたりする。あの手この手で反対意見を封じ込め、そういうことは「無いのだ」ということにしてしまうのです。無いのであれば、検討する必要なども無いというわけです。こうしたやり方はもういい加減にやめておかないと、本当にまずいでしょう。

上記、申し入れの原文はこちらです