独立FPの独白ブログ

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原発事故の真相を知りたい

大震災発生直後から毎晩、真夜中に目が覚めると(ついつい)ツイッターをチェックしてしまいます。すると『東京電力の会見、Ustreamユーストリーム)でライブ中』を見つけてしまう。そしてその中継映像に見入ってしまいます。


原発事故の記者会見は真夜中にも行われているわけですが、その内容が全て翌日に報道されているかどうかは大いに疑問です。また、中継を見ていると「マスコミとその大手スポンサーである東京電力」との関係性をあらためて確認できてしまう雰囲気が漂っていて、大いに不安を感じます。


記者の質問に対して、「再度確認させてください」、「整理してお答えします」の連発にも、さほどいらだつ様子も見せぬ《大人の記者》は行儀よく接しています。この人たちが本当に守ろうとしているものは、市民の安全なのか、自分たちの権益か・・・。


・・・さて、地震保険を付帯していない火災保険では地震、津波の被害はほとんど補償されませんが、ケガの保険(傷害保険)などにも同様の規定があります。


【保険金をお支払いしない主な場合】の例として・・・
●地震・噴火・またはこれらを原因とする津波によるケガ
●核燃料物質等の放射性・爆発性等によるケガ

保険会社がこれらを補償対象外にしているのは、支払い額が想定をはるかに超えてしまう可能性があるからです。つまり、地震や津波や原発事故の被害は民間企業では予測不可能なのです。事故や災害の実態を常時統計的に把握し、リスクの分析予測を行なっている専門家が「補償できない」と明言している事態である事故が、現在進行中の東電・原発の事故なのです。


どんな損害をもたらすかが判定できない事態だからこそ、可能な限り正確な数値や情報を、出来る限りリアルタイムに発信し続けて、同時にその情報の持つ意味についての丁寧な解説を行って市民の混乱を防ぐという努力を、事故対策の一環として実行して頂きたいと思います。
現時点で想定可能な「非常に悪い方のシナリオ」と「そうでもない楽観できるシナリオ」も合わせて知らせて頂きたいと思います。


原発事業推進派で固められたという官産学報共同体の仲間内ではなく、真実を伝えようと必死に活動している方々が居られることには心から感謝したいと思っていますが、それも、ネットの情報に触れていない人にはあまり伝わりません。


我々庶民は出来るだけ早く日常生活を取り戻す努力をするべきですが、同時に、情報ルートを確保し、なるべく真実を知り、個人個人で出来うる対策を講じる努力も必要なのだと思うのです。
節約、節電をしながらも消費をする、冷静でいながらも機敏でいる、ビクビクはしないが慎重に行動する。簡単なことではないかもしれませんが、被災地、避難所の方々の苦悩を思えば、このくらいは当然乗り切るべきことと思います。私は今、自分自身が試されていると感じています。


私たちはそれなりに頑張れるから、どうか本当のことを知らせてくださいと主張しましょう。
私たちは「最悪の可能性」を聞いても「ただちにパニックになりません!」