独立FPの独白ブログ

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《ツイッター》の威力を実感

赤プリも避難所に
東京都は二十四日、福島第一原発事故で都内に避難する福島県民を対象に、三月末に営業を終了する「グランドプリンス赤坂」(赤プリ、千代田区紀尾井町)を一時避難施設として活用する、と発表した。ホテルの客室約七百室に三カ月間、最大で約千六百人を受け入れる。
都によると、ホテル側から「避難者向けに活用していただきたい」と提案があった。営業終了後の四月上旬から避難者を受け入れ、ホテルの解体準備工事が始まる六月三十日まで提供する。
都は福島県の意向も聞き、利用者の募集方法や受け入れる際の対応などの詳細を詰めるという。
(25日:東京新聞


《営業終了予定の赤坂プリンスを避難所に使えないか》というアイデアは元々、あるひとのツイッター上のコメント(ツイート)が発端でした。

赤坂プリンスホテルは3/31で営業終了だし、世界フィギュアが中止で選手たちの宿泊がキャンセルになったわけだから、この際取り壊しを先延ばしして、しばらく被災者たちの避難所にしたらどうなのだろう。(3月21日 の【kaoriokubo 大久保かおり】さんのツイート


3・11大震災当日の夜以来、私はツイッターから離れられません。先月末に携帯をスマートホンに変えたため、どこにいてもインターネットを使える状況であることも一因です。
テレビによる惨状の映像はそれはそれで意味があると思うが、必要な情報はそればかりではありません。


いま実際に何が起きているのか、自分に出来ることは何か、自分の立場ではどんな姿勢でこの状況に対応するべきか、それを考えるためにはリアルタイムの生の情報が欲しい。
毎日数回チェックしているツイッターのコメントの中に上記のツイートを発見したのが今週初めでしたが、それが沢山の「リツイート」を経て、ジャーナリストや政治家を動かして、本当に実現しました。
その後も、使われていない議員会館があるとか、色々な情報、提案などが続いています。


一部にはデマも流れるし、パニックを煽る情報も、他人を非難することでカタルシスを覚える人間も出てきます。しかしだからと言って、デマを封じるためにと情報を制限するというのではなく、本当の情報を選び、正しい態度を保つことを、個々人が努力するのが正解だと思うのです。


国や行政にはその役割がありますが、同時に一般の市民にも「国をつくっている」構成員としての役割があります。組織を持たない一般市民が世の中を動かすことができることをはっきり示してくれた事例として、大きな出来事だと思います。
ラジオとツイッターはすごいです。