独立FPの独白ブログ

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「デマです」というのがデマかも知れない

ここ数日間ツイッターをまめにチェックしている方ならご存じと思いますが、福島原発の現在の状況に関して「情報伝達の錯乱状態」が続いています。


本当のことを逐一、加工せずに発表してくれと「記者クラブ以外」のジャーナリストが、政府、東電に必死に訴え続けています。しかし政府は、デマを発生させる、無用なパニックが起きる、国民の不安を煽るだけとして、フリージャーナリストを排除し、情報統制を続けているようです。情報統制をするから、かえって疑心暗鬼が蓄積し、不安が増大しているのではないか?


世界で唯一原子爆弾を使用したことのある原子力のプロ、アメリカは以下のように危機管理行動をとっています。

米の揚陸艦など、行き先を日本海側に変更 原発事故受け
米海軍第7艦隊は15日、東日本巨大地震に伴う福島第1原子力発電所の事故を受け、被災地支援のため本州の太平洋岸に向かっていた揚陸艦エセックスなど3隻の行き先を日本海側に変更したと発表した。「放射線や航行上の危険のため」と説明。原子力空母ロナルド・レーガンなどは太平洋側での支援活動を継続するという。
3隻は日本海側から活動を行う。今後も放射性物質の拡散状況に応じて艦船を移動させるとしている。
また横須賀に停泊している空母ジョージ・ワシントンに設置した測定器が低レベルの放射能を検出したとして、横須賀、厚木両基地の兵士や家族らに屋外での活動を控えるよう促したことも明らかにした。健康に影響を及ぼすレベルではないが「用心のため」と強調している。
米海軍は同日までに食料や水、毛布など25トンを被災地に搬送。沿岸地域の捜索・救助活動を支援した。(16日:日本経済新聞

では、世界で唯一原子爆弾を落とされたことのある我が日本は、この危機をどう捉えているのだろうか? 過去の「大本営発表」の歴史を思い出すべき事態となっているようです。