先週末に突如日本を襲った「東日本大震災」。地震と大津波による被害は、報道されるごとにその犠牲者の数を増し続けています。テレビで惨状を目にするたびに泣きたくなるばかりです。
こんなときに、誰かを救う力も情報も持ち合わせない私のような者が、役にも立たないブログ記事をアップしてどうなるのだろう。ほんの一部であれ、インターネットの機能の一部を無駄に使用し、必要な情報伝達を妨げることにもなるのではないか、などと考えてしまい、昨日も一昨日も何も書く気にはなりませんでした。
しかし、被災地に関する色々な情報に触れるうちに、これは少し考え違いであるように思えてきました。被災直後に夜の仙台市内を取材したラジオ局記者の報告で聞いた話ですが、殆どまっ暗闇の街中で、一軒だけ明かりの見えるお店があった。入ってみると、電力供給が一部復旧したので、炭火で焼き鳥を焼いて、細々とだが営業することにしたというのです。
静まり返った暗闇の繁華街のなかで、そのお店の明かりは貴重な希望の光であったのかも知れません。
悲惨な被害報告が続く中、実際に被害に会われた人々やその家族、親類の皆さんのみならず、友人の安否を気遣い不安な時間を過ごしている人も含めて、みんなの気持ちは沈みこむばかりでしょう。そんな状況で周りの者までもが落ち込んでしまっていては、これから始まる復興に向けて必死に前向きになろうとする人たちにとっては、かえってマイナス要因となるのではないかとも思えるのです。
被災をしていない私たちは、被災した方々の無事を願いつつ、少しでも助けになることはどんなことなのかを想像しながら、しかしできるだけ普通に、ただしいつもよりは少し質素に、日常生活を継続することが、本当は正しい姿勢なのではないだろうかと思うようになりました。
昨日、今日とほとんど仕事をする気になりませんでしたが、なんとか気を取り直して、自分の仕事はキチンとこなし、私にも出来ることが出てくるタイミングを待つことにしようという心境になって来ました。
- できるだけ節電を心がける
- 電力消費のピークを避けるように利用する
- 停電に備えて出来るだけの準備をする
- 日常品の過剰な買占め行為を控える
- 消防や警察の負担を増やさぬように気をつける
- 火事や事故を起こさない
- ネット上のデマを見つけたら拡散しないようにする
- 無用なネット炎上を起こさぬよう発言に注意する
- できるだけ迅速に現場に届く種類の義援金を選択する
私は、決してパニックにならず、落ち着いていて、悲しみの中にも穏やかな表情を見せている被災者の方々の態度を誇りに思います。余震の続く危険な現場で必死な救助作業を続ける、自衛隊、警察、消防、医師の皆さんを誇りに思います。
私はこんな日本人が大好きです。
復旧へ向けて心を一つにし、明るい毎日を取り戻しましょう!!