独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

インターネットの正しい使い方

ここ数日、各地の大学入学試験でネット上の「質問サイト」を使ったカンニング発覚が相次いでいます。携帯電話或いはスマートホンのカメラで問題を撮影し、それを質問サイトに投稿すると、親切な隣人が懇切丁寧に解法と回答を伝授してくれる。何と心やさしい日本人であることか・・・


私の経験では「英語キーボードに切り替えたら@の入力ができなくなった時」とか「映像編集ソフトのメニューーが全て文字化けした時」とか「WORDでメイリオのフォントを使うとどうしても行間が異様に広くなって困った時」などに、こうした「教えてサイト」「知恵袋サイト」には大いに助けられて非常にありがたく感じているものです。
しかし、それが、入学試験のカンニングに悪用されるとは・・・。


一方、中東の各国ではツイッターやフェイスブックなどのコミュニケーションサイトを中心にデモの呼びかけが拡大し、独裁政権の崩壊をもたらす政変までが起きています。アメリカなど複数の国の外交機密情報がWIKIリークスによって世界にばらまかれたのもつい最近です。


世界では権力の腐敗を暴くため、市民の自由を守るため、武力をもたない弱い市民が、対抗手段として使うネットの最新機能だが、日本ではカンニングの道具になり下がっている。いやいや悲しい現状ではありませんか。


しかし元海上保安官の一色氏が「sengoku38」のハンドルネームで尖閣諸島での中国漁船衝突ビデオを投稿したのは、ネットの映像投稿サイトでした。新聞テレビの偏向報道を嫌ってネット放送やネットニュースサイトのインタビュウに積極的に応じる政治家が増えてきそうです。


中東の市民蜂起の流れが少しづつ一党独裁国家の中国にも飛び火しそうな情勢でもあるし、情報開放度において先進国中かなり低レベルの情報鎖国国家ニッポンにも、さすがにネットの本来の力の使い方が根付き始めているような気がします。さあ、私もスマートホンに切り替えようかしら・・・。